海外旅行の際に浮上する「通信手段はどうする?」という問題。空港でレンタルWi-Fiルーターを借りる、という手もありますが、「折角だから現地SIMを試したい」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、現地SIMを調達しようにも、「どうやって買うの?」「現地語は論外として英語も自信がない」という問題が浮上します。
そこで今回は、「ディス(This)」と「イエス(Yes)」だけで現地SIMカードが調達できるのか、ミャンマー最大の都市、ヤンゴンにて試してみました。
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ThisとYesだけでSIMカード調達、やってみた
ミャンマーとは
一応「ミャンマーってどこ?」という疑問にまず簡単に答えると、「インド洋に面しているから南アジアな気がするけど、ASEANに加盟しているから東南アジアかもしれない」という微妙な位置にある、アウン・サン・スー・チーが国家顧問を務める国です。
仏教徒の多いことでも知られ、旧首都のヤンゴンには巨大な仏舎利塔があります。と、こんな調子で紹介を続けていくと「肝心な情報になかなかアクセスできない検索汚染のクソサイト」みたいなので、これくらいにして本題へ入りましょう。
SIMカードを携帯キャリア「ooredoo」から購入
まず、SIMカードはどこで買うのか?これは2019年6月現在でのお話ですが、「4G」と書いていて、端末を販売している店舗でなさそうなら、おそらくそれはキャリアショップです。
今回利用したのはショッピングモール内にある、「ooredoo」という通信キャリア。キャリア名以外はなんと書いてあるのかサッパリわかりませんが、スマホを手にした男女の写真と「4G」の文字があるので、どう見てもキャリアショップですね。
通信プランのパンフレットあるいはメニューがあるので、指さして「でぃす!」と店員に伝えると、「なんたらかんたらSIMカードうんたら」と確認されるので、「いえす!」と答えましょう。
電話番号をどれにするか、リストを提示されるので、これも適当なものを指さしながら「でぃす!」と申告します。
通信料は安い
ちなみに、ミャンマー現地通貨「チャット」は1チャット0.07円なので、「ゼロを一つとって七掛け」すれば概ね日本円の金額になります。
通信容量1GBだと約70円、バカ安ですね。このキャリアの場合、SIM発行手数料が15,000チャット、約105円かかるので、1GBの合計金額は175円になります。
現地通貨を引き出す方法について
そういえば現地通貨ですが、デビットカードを作っておけば、ATMのある国なら日本の銀行口座の預金を現地通貨で引き出すことができます。ミャンマーは、ヤンゴン以外の小都市でも各種カード対応のATMをそこらへんで目にすることができました。
やはりデュアルSIMスロットは便利
今回使用した端末(華為P20 Lite)はデュアルSIMスロットなので、日本の電話番号は生かしておいて、海外SIMを通信に振り分けることも可能。デュアルSIM最高ですね。
なお、そこらへんの設定は、海外SIMの開通手続きで通話機能を使用するついでに、ショップ店員の方が難なくこなしてくれました。ちゃんと、デフォルトのデータ通信を現地SIMに振り分けてくれています。
検証結果
以上、ミャンマーでの現地SIMをゆるくお伝えしました。
このあと、別の日本人男性(iPhone Xユーザー)に「ディスとイエスだけでSIMカード買えるし設定もやってくれますよ」と紹介したところ、別の店員さんに当たったそうですが、「データ通信ができない」と大騒ぎ。
なぜ通信できなかったか?それは単に店員さんが「データ通信をオンにしてくれていなかった」という単純なトラブルで、契約自体できていました。「でぃす」と「いえす」だけで、わりとなんとかなりますね。