SHARPはNHKと共同で、30V型4Kフレキシブル有機ELディスプレイを開発したと発表しました。
フレキシブルなフィルム基板上にRGB素子を蒸着方式で形成したもの。フレキシブル基板を用いたことで薄さ約0.5mmのパネル表示部を、巻取半径約2cmにまで巻き取り、下部の筐体にすっきりと収納することができるとのこと。曲がるOLEDならではですね。
有機EL素子を駆動する薄膜トランジスタにはIGZOを採用し、画面の明るさや均一性、動画の鮮明度を向上させるためにNHK独自の信号処理やパネル駆動技術を活用しているといいます。解像度は4K(3840×2160)、画面駆動は60Hz。
本製品は国際放送機器展「Inter BEE 2019」のNHK/JEITAブースにて展示するとのこと。
SHARPは2018年6月に初の国産スマートフォン向けフレキシブル有機ELディスプレイの量産を開始しています。なんだか、この巻取り式を中小型ディスプレイに応用した未来チックなスマホを夢想してしまいました。色々と想像の膨らむニュースですね。
Inter BEE取材で見つけたフレキシブル有機ELディスプレイ。SHARPがNHKと共同開発。4Kで60Hz駆動。テレビに限らず中小型で応用、ありえるよねー pic.twitter.com/cQdQUIPmNn
— すまほん!! (@sm_hn) January 8, 2020
- 情報元SHARP