海外端末・グローバルモデルの回線はソフトバンク系格安SIMがおすすめ。理由も解説 すまほん!!

 ギークや開発者、外国人の皆さん、海外製端末使ってますか?

 問題はSIMカード。何の回線を契約して挿すべきなのか悩ましいところ。おすすめSIMを解説します。

結論:ソフトバンク系格安SIMが最適解

 結論から言うと、ソフトバンク系格安SIMがおすすめです。

 サブブランドであるY!mobileや、MVNOのLINEモバイルを契約するのが良いでしょう。

 どうしてこの結論になるのか、以下に解説していきます。

海外端末でソフトバンク回線の使い勝手がいい理由を解説

そもそも法的には

 まず前提知識として。SIMロックのない海外端末にSIMカードを挿せば、対応していれば通信や通話ができますが、電波法上、厳密には技適のない海外スマホで電波を発して利用してはいけないことになっています。

 しかし全てのギークや開発者、外国人が遵守できるはずもなく、スマホ程度では影響はごく軽微、そしてそれらを厳密に取り締まろうものならイノベーションにもインバウンドにも悪影響が出ます。そのため実態に合わせた法改正が行われています。

 現在、訪日外国人は日本国内で90日間、技適未取得の端末で合法的に通信することができます。

 また、電波法改正により2020年4月以降、海外から輸入した技適未取得製品でも、届け出をすれば試験目的での180日間の利用が合法的に可能となります。試験目的の皆さん、外国人の皆さん、記事を読み進めていただければ幸いです。

各社の主要LTEバンド

 さて、ここからが本題。端末の対応バンドに合った通信キャリアを選ぶ必要がありますよね。では、そのために各社の主要LTEバンドについて最低限知っておきましょう。

 各社のLTEバンドを一覧化すると、以下の通り。二重丸(◎)が特に重要なバンド。LTE端末を利用するなら二重丸の部分に対応していて欲しいところ。

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  ドコモ au ソフトバンク
(Y!mobile含む)
Band 1
(2GHz)
Band 3
(1.7GHz)
 
Band 11
(1.5GHz)
 
Band 21
(1.5GHz)
   
Band 8
(900MHz)
   
Band 19
(800MHz)
   
B18/26
(800MHz)
   
Band 28
(700MHz)

 バンド1は各キャリアが主要バンドとして利用していることがわかります。比較的高い周波数を用いているため、直進性が高く、大容量のデータ通信に向いています。都市部はこちらでカバーされています。次点で東名阪バンド(Band 3 / 1.7GHz帯)も対応していて欲しいですね。

 バンド1は電波の届く範囲は広くありません。そこで各社、低周波数帯のプラチナバンドも整備しているというわけ。

プラチナバンドとは

(プラチナバンド認可記者会見 画像出典:SoftBank

 700MHzから900MHzの周波数帯のことをプラチナバンドと呼びます。

 プラチナバンドの特性としては、直進性が高い2GHz帯の周波数帯よりも、回り込みが得意な性質上、建物や山岳部などのカバーに向いています。

 各社のプラチナバンドは以下の通り。

  • ドコモ:Band 19
  • KDDI: Band 18
  • ソフトバンク:Band 8

 これらは、主に郊外・田舎・山間部でのエリア補完に各社が利用している重要なバンドとなります。また、都市部でも建物内や地下でも用いられている場合があります。

バンド8は海外端末も対応の場合が多い

 ところが、世界から見ればドコモのBand 19とKDDIのBand 18はマイナーであり、海外製端末ではこれらにしばしば対応していません。

 一方でソフトバンクのBand 8は対応している海外製端末が多いのです。これがソフトバンク回線がグローバルスマホにおすすめである決定的な理由です。

 販売代理店がマイナーなグローバルモデルを技適認証を取得した上で持ってくる場合でも、ドコモやauのプラチナバンドには非対応でも、ソフトバンクのプラチナバンド対応という例もあります。海外端末・マイナー端末を好む好事家は、ソフトバンク回線が一本あると非常に便利なのです。

SBは海外機向き、auは不向きなのは3G時代から

 LTE範囲外では、低速でも3Gで繋がる可能性があります。

 KDDIの場合、音声通話の利用にau VoLTE対応が必要で、3Gの方式も世界的にマイナーなCDMA2000を用いており、海外機にはauは向いていないと考えていいでしょう。

 ドコモとソフトバンクは3Gの方式に、世界的にメジャーなW-CDMAを採用しています。ドコモの3Gは田舎や山岳部のエリア補完に、世界的にはマイナーなFOMAプラスエリアを使用しています。

 そう、SoftBankの回線がグローバル端末との相性が良いのは、実は3Gの時代からでした。あの時代は色々不自由でしたが、ソフトバンク販売のWindows Mobile端末などのグローバルモデルは、端末をハックすることで非公開APNをぶっこ抜くことができたので、比較的安い料金でSIMカードを差し替えることができるなど、昔からコアなマニアの間では海外端末を輸入して使うならソフトバンク一択でした。(エリアが狭かったので『世界で使えて自宅で圏外』と揶揄されてもいましたが)

ソフトバンク本体ではデメリットも

 冒頭でおすすめしたのは「ソフトバンク系格安SIM」です。あくまでおすすめなのはソフトバンク「回線」であって、今となってはソフトバンク本体はおすすめはしません。料金が高いというのもありますが、他にも理由があります。

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 その理由は、ソフトバンクの場合、SIMカードが細分化されているということ。Android / iPhoneでSIMが違う、APNが違う、テザリングオプションがある、さらにAndroid契約だとIMEI制限によって他社機種で使えない……など、SIMを差し替えて使いにくいのです。USIM交換が必要になった場合、事務手数料は3000円。

 格安SIMの世界では、SIMカードを自由に差し替えられるのが当たり前。このため、ソフトバンク系格安SIMに乗り換えましょう。以下に紹介します。

海外端末でおすすめのSB系格安SIM

Y!mobile

 実はMVNOではなく、ソフトバンクの別看板、ただのサブブランドであるため、格安SIMの中ではトップクラスの回線速度を誇ります。回線品質を考えるとこれがイチオシ。

LINEモバイル

 わざわざニッチな端末を使う好事家ほど、結局するのはTwitterばかり。そうなるとデータフリー・カウントフリーでTwitterし放題のLINEモバイルがおすすめ。Twitterの他にもLINE、Facebook、Instagramも対象。テザリング機器でのTwitterもカウントフリー対象なので安心。

mineo

 500MB~30GBまで選べるプランや、友達・家族・他のユーザーとデータ容量を共有できる仕組みが魅力。ユーザーからの信頼も厚いMVNO。

大容量SIM

 大容量プランが必要なのであれば、最近ソフトバンク回線を用いた月間100GB以上の大容量データSIMもチラホラ出てきているので、そちらを検討するのもアリ。通話とSMSは利用できないので注意。

総評

 ソフトバンクの主要なBand 1、東名阪バンドのBand 3、プラチナバンドのBand 8に対応している海外製端末は非常に多いです。ソフトバンク回線のグローバルスマホとの相性の良さ、格安SIMの自由さを両取りできる、ソフトバンク系格安SIMがおすすめです。