モバイルペイメントにおける加盟店アライアンス「Mobile Payment Alliance(以下、MoPA)」が終了することがわかりました。
メルペイ、LINE Pay、NTT docomo(d払い)、KDDI(au PAY)はキャッシュレスの普及促進を目的とした業務提携に関する基本合意書を締結。MoPAの4社は店舗・事業者に対して各社の決済サービス導入を推進、自社のアプリによる他サービスのMPM方式のQRコード読み取り・決済に対応するといった共同歩調を取ろうという試みでした。
途中からドコモとKDDIが参加したことで、業界で圧倒的存在感を放つPayPayへの包囲網の様相も呈しつつありました。
しかしMoPA各社はプレスリリースにて業務提携の解消と活動終了を明らかにしています。
ドコモとKDDIの取り組みは今後開始する予定であったため、本件によるユーザーや加盟店への影響はなし。MoPA各社は業務提携解消後も、一般社団法人キャッシュレス推進協議会が策定するコード決済の統一仕様「JPQR」には引き続き参画するとしています。
解消理由として、LINE Pay側のサービス方針転換が「MoPA」の掲げる思想と齟齬が発生する可能性が大きいことを挙げています。
背景にはヤフーとLINEの経営統合があるものと見られます。PayPayはソフトバンクとヤフーの合弁会社です。