Samsungは、CES 2020において、Ballieと呼ばれるボール型のロボットを発表しました。言うなれば「自走式AIアシスタント」のようなもので、外側の部分が回転し、地面を転がって移動します。(スター・ウォーズのBB-8のようなものでしょうか)
Ballieが言葉を発することはありませんが、かわいらしい鳴き声と3つのLEDで返事をしたり、反応を返したりします。
このBallieは人工人間NEONと同じPranav Mistry氏が率いるチームによって開発されました。
カメラを持っており、所有者を認識し、また追跡します。また、AIの活用によって、自発的に窓のブラインドを制御したり、ロボット掃除機を制御したりと、スマートホームをコントロールするロボットのようなものです。
- 犬が寝ようとすると
- 掃除機を止め
- カーテンを閉め
- 犬と添い寝
さらに、お留守番してさみしそうにしている犬に対して、犬がはしゃいでいる動画を、回転するSamsungのディスプレイ「Sero」に投影し、その様子を飼い主のスマホにライブキャストするなどといったことも動画では紹介されています。
- さみしそうにしている犬に
- 「Sero」で動画を見せ
- その様子をスマホにキャスト
また、発表会の中では、Ballieのオーナーが指示すると手の中に入ってくる、そんなかわいらしい一面もありました。
また、データをクラウド上ではなくデバイス上で処理するオンデバイスAIが搭載されており、ネットワークに情報を流さずに処理することができるため、個人情報管理もしっかりしているといえます。
このBallieは、現在のところはプロトタイプで、今後コンシューマー向けに発売される予定だとのことですが、発売時期や価格は明らかにされていません。カラーは5色とのこと。
「次世代のIoT」は私たちが指示せずとも勝手に動いてくれ、気遣いすらしてくれるロボットがIoTをコントロールしてくれるのでしょうか。今後が楽しみです。
- 情報元Samsung(1)