「GWはがまんのウイーク」、神奈川県知事渾身のギャグが爆音で一斉に鳴り響く すまほん!!

 2020年5月2日午前10時頃、神奈川にて緊急速報が一斉に発信されました。

緊急速報

神奈川県知事 緊急メッセージ

GWはがまんのウイークです。

今日から大型連休後半の5連休。 ふるさとへの帰省をはじめ、家族や友人と観光やレジャーなどを楽しむ絶好の季節ですが、今年だけは違います。 今は神奈川に来ないでください。今は神奈川から出ないでください。 そして、今はできるだけ家にいてください。 外出自粛の徹底をお願いします。

神奈川県知事 黒岩祐治 (神奈川県)

 「GWはがまんのウイーク」は、Golden Weekと我慢(Gaman)のウィーク(Week)を掛けたジョークと思われます。

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 これに先駆けて携帯キャリア4社は緊急速報の仕組みの中に、新型コロナウイルス特措法の外出自粛要請を追加しており、都道府県知事の外出自粛要請を配信することが可能となっています。

(緊急速報の中に、特措法に基づく外出自粛要請が先月末から追加)

 この仕組みは本来、地震・津波・武力攻撃事態などの非常事態の情報を該当地域に緊急発信するためのもの。その性質上、即時且つ一斉に配信されるものであり、さらに当然ながら携帯・スマホが爆音で鳴り響いて冒頭のメッセージを表示するため、このメッセージに対する驚きや怒り、疑問の声がSNS上に大量に寄せられ、結果としてTwitterのトレンド入りを果たしています。

 緊急速報の形式で県民に外出禁止を強くお願いしたいのであれば、長々とした言い回しやジョークは書かず、「緊急事態宣言が発令されており、何月何日から何日までの期間中、新型肺炎の感染拡大を防ぐために不要不急の外出を控えて下さい」と、地方自治体からの正式要請として相応しいメッセージを送るべきだったのではないかと思います。

 もし知事が県民と想いを共有し、できるだけ柔らかい印象で外出禁止の協力をお願いしたいのであれば、SNSやYouTubeなどの場を活用する方が適切で、それならオヤジギャグでも受け入れられたかもしれません。「自宅で楽しむ方法を見つけよう!」など、もっと県民を明るくするポジティブなメッセージを発信することもできたでしょう。

 災害や有事のための仕組みの信頼性を毀損する可能性もあることから、どんな文面を送るべきか、どういった棲み分けで運用すべきか、評価検証が必要だろうと筆者は考えます。

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