米商務省は、米国の国家安全保障を守るためTikTokとWeChatに対する制限を実施すると発表しました。
アプリストアでWeChatとTikTokの更新を配布、維持するあらゆる動きを禁止するとのこと。送金や支払い処理の提供、アプリの再配布等も規制されます。日曜日に実施予定。
米商務省によれば、WeChatとTikTokがもたらす脅威は同一ではないものの、ネットワークアクティビティ、位置データ、閲覧や検索の履歴など、利用者から膨大な量のデータを収集、積極的に軍民協力、中国共産党の諜報機関の強制協力の対象となっているという点で類似しており、国家安全保障に許容できないリスクが生じる、とのこと。
Fox Businessで9月18日にWilbur Ross商務長官が説明したところによれば、既にインストール済みの端末では利用できる可能性がありますが、最新版への更新は行えなくなります。
本件に関するCNNの照会にGoogleとApple両社の広報部は回答していません。
トランプ政権はTikTokの米国事業について、ByteDanceとOracleの協議を続けさせるため、11月12日まではTikTokの米国サービス継続を認めていますが、11月12日より後にはWeChatと同等の扱いになる可能性があります。