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「Galaxy A32 5G」レビュー。「税込3.2万円」廉価モデルの実力は?

  消費税込み約3万2千円で買える5G対応ミッドレンジスマートフォン、Galaxy A32 5GをメーカーPR代理店よりお借りしましたので紹介します。

外観

 今回お借りしたのはauより販売されているSCG08のオーサムブルーです。パッケージはハイエンドモデルと比べるとかなり簡素です。

 同梱物にはややグレー味のあるTPUケースが同梱されています。なお、充電器は入っていません。

 右側面にはボリュームボタン、電源ボタン兼指紋認証があります。

 デバイス下部にはスピーカー、USB Type-Cコネクタ、マイク、イヤホンジャックが備わっています。

 左側面にはmicroSD・SIMトレーがあります。SIMピンを用いて取り出す方式です。

 グローバルではデュアルSIMモデルですが、SCG08ではシングルSIMスロット仕様になっています。

ディスプレイ

 Galaxyといえば有機ELですが、本機では珍しく、液晶を搭載しています。昨今の有機ELディスプレイに見慣れているせいか、やや白っぽく、色が浅く見えます。ディスプレイにそこまでこだわらない人は気にならないかも。

 6.5インチのサイズにも関わらず解像度は1600×720(HD+)と、昨今のディスプレイに見慣れているとだいぶ滲んで見えます。10bit表示やハイフレームレートもなし。

 ディスプレイ上部にはサムスンで言うInfinity-V(水滴型ノッチ)があります。中華メーカーに多い、ノッチを隠す機能は確認できず。

カメラ

 カメラは3眼+深度測位の仕様です。メインの広角カメラは約4800万画素のF1.8、超広角は約800万画素のF2.2、そしてマクロカメラは約500万画素のF2.4という仕様になっています。

 最近は複眼のカメラを囲っているデザインが多いのですが、本機は背面にそれぞれのカメラがでているだけ、とやや新鮮味のある外観です。

 試しに撮影してみました。まずは屋外で標準カメラを使いました。夕方に撮影したこともあり、色温度が若干低めですが忠実といえば忠実です。しかしながら、周辺を見ると全く解像していないことがわかります。

 また、中心付近もノイズリダクションが強く効きすぎているのかナンバープレートを読むのは難しいように感じます。

 広角側も色のバランスは良いのですが、標準カメラより大きく解像感が欠けます。おまけ程度の考えて置くのが良いでしょう。

 メシを撮影しましたが、白い皿に露出が持っていかれたようで若干暗めです。

 簡単にGoogleフォトで明るさを上げるだけでまあまあ良い感じに。しかし、メシウマではないかな?という印象です。

 しっかりメシを認識し、自動で食事モードに移行します。このあたりはフラグシップに劣ることなく機能しています。

 マクロカメラは正直微妙です。フォーカス範囲はカメラから3~5cmほどのみ。日常で使えるシーンはほぼないのではないでしょうか。お世辞にも綺麗とは言えず、おまけ程度と捉えておくのが良いと思います。

 またマクロカメラを使うにはカメラのその他からマクロを選ぶ必要があり、使うまでに手間もかかります。

オーディオ

 本機は左下にイヤホンジャックを備えており、有線のイヤホンやヘッドホンをアダプターなしで繋ぐことが可能です。

 スピーカーは下部のみを用いたモノラル仕様です。音楽を聞いてみましたが、ボーカルが主張しがちで明瞭感に欠け、低音が物足りないと言った印象。年代の高い層がターゲットとして考えればこのスピーカーはアリかもしれません。

セキュリティ

 電源ボタンを兼ねた指紋認証ボタンがあります。反応は良好。一瞬で解錠されます。

 しかし、センサーをしっかり覆う必要があり、指をセンサーに対して垂直にすると解錠されないときがしばしばありました。左利きの人は右手人差し指を並行に認証させる必要があります。

 顔認証も対応しているものの、インカメラを用いた形式で対応しています。そのため暗いところでは反応しないことがありました。指紋認証メインで使うことをオススメです。

おサイフケータイ対応

 まさかのおサイフケータイ対応です。3万強で5Gに対応しているだけかと思いきや、しっかりFeliCaも対応しています。この価格帯でもFeliCaに対応してくるのはさすがサムスンです。Fold 2もFeliCaに対応して欲しい……な……。

高齢者に優しいかんたんモード

 高齢者にも優しいかんたんモードを搭載しています。初期のホーム画面2ページ目にかんたんモードに切り替えるウィジェットが用意されており、タップすると設定項目に飛ぶようになっています。

 設定をオンにすると、文字やアイコンが大きく表示されるようになります。誤タップを減らすことはもちろん、対応しているアプリで文字を大きく表示してくれるので、グッと使いやすくなります。

記事も快適に読めます。

 また、外観はイマドキのスマートフォンなので、高齢者向けのスマートフォンの外観が嫌いというユーザにもオススメできそうです。

総評

 毎日メールや電話、SNS、キャッシュレス決済など最低限だけ使えて、電池が持ちが良い機種ならコレで決まり。トレンドの5Gを抑えているのもポイント。

 約3万円ながらもしっかり5Gに対応している本機。おサイフケータイも搭載しており、SuicaやiDなど非接触決済も利用できます。また、IP68の防水防塵対応と日本で人気の機能もしっかり抑えているあたり、好印象です。

 しかし、チップセットがMediaTek、ディスプレイの低解像度など性能面で考えると、ゲームやコンテンツを見るには適した機種ではありません。言い換えればゲームや動画をやらない・見ないならば全く問題がありません。電池も大容量の5000mAhを搭載しているので、数日は充電せずとも使えます。

 競合機種ではAQUOS sense5Gや夏発売予定のOPPO A54 5Gなどになりますが、AQUOS sense5Gは約4万ほど、OPPO A54はおサイフケータイなし、とA32と比較するとコスパの良さがわかります。

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