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「Mi Notebook Pro」シリーズ発表。Intel Tiger Lake H35搭載

 Xiaomiは3月30日、新型ノートパソコン「Mi Notebook Pro 15」「Mi Notebook Pro14」を発表しました。

 どちらともIntel製の「Tiger Lake H35」シリーズプロセッサを搭載。内蔵グラフィックとしては高い描画性能を持つTiger Lake H35ですが、モデルによっては別にNvidiaのGeforce MX450も内蔵するようです。MX 450はゲーミングPCほどの描画性能はないですが、解像度や品質設定をある程度落とせばゲームもプレイできるほどの性能。

 また、Intelが定めたノートパソコンを快適に使用できるとする、様々な基準を達成したノートパソコンのみに掲示が許される「Evo プラットフォーム」認証を獲得。現在15インチノートパソコンでこの認証を獲得しているのはXiaomiだけと主張しています。

 Mi Notebook Pro 15の画面は、3.5KのE4 OLEDディスプレイを採用。ノートパソコンとしては最高レベルのDisplayHDR True Black 500認証を獲得し、さらには一台ずつカラーキャリブレーションを行っているとのこと。画面の画素密度(PPI)は261。さすがに4Kディスプレイを搭載するノートパソコンには劣りますが、初期のスマホに並ぶレベルの画素密度を達成しています。

 画面占有率は93%。以前にHuaweiが発表した「Matebook X Pro」の画面占有率は91.5%、Matebook X Proの発表時に引き合いに出されていたMacbook Pro 13が82%ということを考慮すると非常に高い数値であることが窺えます。Xiaomiは、Mi Notebook Proシリーズに搭載されているディスプレイを「業界最高レベル」と謳っています。

 それに対してMi notebook Pro 14はWQXGA(2560×1600)の120Hz駆動に対応するディスプレイを採用。その他のスペックは全く同じとしています。

 その他の面では、Wi-Fi 6に対応し、生体認証には指紋認証を採用。インターフェースはイヤホンを除きすべてがUSB-Cで、そのうち一つが最大40Gbpsでのデータ転送が可能で、Macbookなどにも採用が進んでいる「Thunderbolt 4」に対応。また、USB-CからHDMIとUSB-Aに変換する89元相当のドックが付属します。66Whrのバッテリーを搭載し、最大100Wでの充電が可能。

 Mi Notebook Pro 15のラインナップとその価格は、おそらくCore i5 10300H(現状H35系列のi5のラインナップはi5-11300Hの一つのみであるため)を搭載し、16GBのメモリを備えるモデルが6499元(日本円で約10万9000円)。先ほどの構成に外部グラフィックのMX 450を追加したモデルが6999元(約11万7000円)。Core i7を搭載、16GBメモリでMX 450を搭載するモデルが7999元(約13万円)という構成です。

 一方、Mi Notebook Pro 14のラインナップはMega Launch時点では明記されていませんが、唯一提示されたおそらく最安であるモデルが5299元(約8万9000円)。

 なお、Xiaomiは同発表会内で、5月上旬ごろにMi Notebook Pro 15のAMD版を発売すると予告。消費電力45WのHシリーズプロセッサを採用するという情報までを公開しました。消費電力が45W以上のRyzenプロセッサは最低でも6コア12スレッド。単純にコアの多さが性能に直結するというわけではありませんが、今回発表されたインテル版のラインナップはすべて4コア8スレッド。性能向上が期待できそうです。続報に期待。

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