現在開催中の2020年東京オリンピックで、公式ワールドワイドサポーターのサムスンが、参加選手のみに特別に提供している、「Galaxy S21 Olympic Athlete Edition」と見られる端末が、すでにメルカリで転売されていることがわかりました。
本日公開された「Galaxy S21 Olympic Athlete Edition」の中身に関する記事をTwitterでエゴサーチしていたところ、メルカリですでに転売されているとの報告がちらほら。
早速筆者がメルカリで「Galaxy S21 Olympic Athlete Edition」を検索したところ、確かにそれらしき商品が販売されていたことを確認しました。なお、該当の商品はすでに売り切れています。
「Galaxy S21 Olympic Athlete Edition」は、サムスンが2020年東京オリンピックに参加する選手にのみ配布しているデバイス。特別デザインのGalaxy S21 5Gと、Galaxy Buds Pro、そして限定ケースと記念品のペンがセットになっており、もちろん限定・非売品です。
国内では、docomoから「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」が発売されていますが、アスリート向けに配られている端末と比較すると若干デザインが異なります。見分けるポイントは次の2つ。
- 本体背面にdocomoロゴがない
- 本体背面に「SAMSUNG」ロゴが印字されている
そもそも、「Galaxy S21 Olympic Games Edition」は、海外では発売されておらず、全世界でdocomoでしか入手できません。国内向けのGalaxy端末は、背面や本体内部ソフトウェアなどのロゴが全て「Galaxy」に変更されており、加えてドコモ版に関しては「docomo」ロゴが印字されています。そのため、「docomoロゴなし」+「SAMSUNGロゴあり」の端末は、選手向けに配布されているモデル以外に存在するはずがありません。
ここで先程の商品画像と国内版のOlympic Editionを比較してみましょう。docomoロゴ、SAMSUNGロゴ、どちらも明らかに違うことがわかりますね。
また、この商品には「オプションでGalaxy Buds Proを付ける」と書かれており、商品画像内には、こちらも限定・非売品のGalaxy Buds Pro専用ケースが確認できます。
ちなみに、国内版の「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition」は、ドコモから約11万円で販売されています。一方、今回出品されている商品は、10万円という値段設定。限定・非売品モデルですし、Galaxyの相場に知識のある人が出品すれば、もう少し高い値段を付けるでしょう。筆者は、「Galaxyの知識があまりなく、その上すでに他社製スマートフォンを所持していて、Galaxy S21が必要ないオリンピック選手」が、他の商品などの相場を見て出品したのではないかと予想しています。記念端末を転売するのはあまり品のいい行為ではないように思えます。