ドイツの高級自動車ブランドBMWは、リアルタイムでボディーの色が変化する驚きの新コンセプトカー「BMW iX Flow featuring E Ink」を発表しました。
本車両は、電子ペーパーに使用される「E Ink」を活用。特別なラッピングによって、ボディの色変化を実現します。画像では分かりにくいと思うので、動画をご覧ください。
More than a colour change.
Fit your style with the #BMW iX Flow featuring E Ink. #THEiX #BMWCES #BMWEInk @EInk pic.twitter.com/Cb1bahk4Wr— BMW (@BMW) January 10, 2022
ここまでくると……完全にSF。まさに「未来の車」といった感じです。
色の変化は、ラッピングに対して電気信号を送る形で実現。電気泳動技術で、異なる色合いを表面に表示します。
BMWによると、システムは熱エネルギーの吸収などを最適化し、電気系統が必要とするエネルギー量を軽減。バッテリーや燃料の消費を抑えるといった、実用面のメリットも実現するとのこと。
現在のところ、車の色はショップなどで塗り直さない限り変更はできません。ただ、この技術が実用化した後には、状況は変わるでしょう。通勤ではフォーマルな白や黒を使い、休みには車体を明るい黄色にセットしてドライブする……といった楽しみ方も可能になるかも。
環境問題と、関連したEV(電気自動車)の話題が多い最近の自動車界隈ですが、こういった夢のある技術を、もっと発表してほしいですね。