ポケモンGOなどを開発するNianticは、ウクライナ侵攻の一連の流れを受け、同社の複数のゲームの提供をロシアとベラルーシで停止するようです。Ars Technicaが伝えました。
伝えられたところによると、すでにNianticが開発、提供している「ポケモン GO」や「ピクミン ブルーム」といったゲームは両国で新規のインストールができなくなっており、また数日中にサービスを停止するようです。
これまでもEpic GamesやUbisoft、Cyberpunk 2077を開発したCD Projekt Redといったゲームメーカーがロシアでのゲーム販売を停止していますが、すでにゲームソフトを購入しているユーザーについてはプレイ可能、アクセスはブロックされていませんでした。
位置情報を利用するというゲームの性格も関係しているのでしょうが、Nianticの今回のサービス自体の停止、アクセスのブロックという対応はかなり珍しくなっています。
ただし、Nianticとしてはロシア市場を失うことはさほど痛手にはならなさそう。Statistaによると、ロシアでのポケモンGOの合計プレイヤー数は上位10か国にも含まれていなかったとのこと。またすでにGoogle Play Storeや支払い業者のサービスが停止されており資金回収が困難になっている点も、同社の撤退を後押ししたのかもしれません。