ウクライナ情勢に際してアメリカ政府が対ロシア制裁を強めるなか、ロシアのスマートフォンメーカー「BQ」は自社製スマホにHuaweiの「HarmonyOS」を搭載しようと計画しているようです。Huawei Centralが伝えています。
欧米の対露制裁で部品調達、GMS(Google Mobile Service)を使用できなくなったためHarmonyOSをテスト中とのこと。
Huaweiは「BQは現段階では中国市場のみでHarmonyOS搭載スマートフォンを展開しようとしている」との見解を示しているとのこと。Huaweiは欧州向け製品としてHarmonyOS搭載タブレットを発売しているものの、スマホでは中国市場向けとなっています。
BQのCEOであるVladimir Puznov氏によれば、既発売済みスマホではGMSを利用できているものの、今後GMSのみならず全てのGoogleサービスがロシア国内で利用できなくなると予想しているとのこと。
今回のBQの動きによって他のロシア系企業がどう動くのか、HarmonyOSの世界展開に影響を与えるのか、今後も目を離せないところです。