Xiaomiは現在、サブブランドとしてRedmiとPOCOを展開していますが、これがさらに増えるかもしれないようです。インド現地メディアのTheMobileIndianが伝えています。
それによると、XiaomiはRedmiとPOCOに続く第3のサブブランドを準備しているとのこと。同ブランド製品は素のAndroidに近いUIを実現するといいます。つまりPixelやMotorolaのようなシンプルなUIでしょう。
Xiaomiはいわゆる素のAndroidからは程遠い「MIUI」を同社端末に展開していますが、Mi A3をはじめとしたいくつかの機種では、メーカーのカスタムが行われていないAndroid Oneに対応していたこともあります。
MIUIはかなり癖が強く評価は分かれますが、カスタムが施されないモデルが用意されればギーク層からもより幅広い支持が得られそう。
Android Oneではミッドレンジスマホとしては優秀だったセキュリティ・OSアップデートの長期保証が魅力でしたが、このシリーズでも変わらず、3回のOSアップデートと4年のセキュリティアップデートを提供するとしています。Xiaomiのハイエンドスマホと同水準の長期保証を、この価格帯のスマホで受けられるのは大きな魅力です。
また、このブランドはスマートフォンだけでなくタブレットも含まれる可能性があるとしています。同メディア独自の情報源によれば、同ブランドのスマホにはSnapdragon 700シリーズのプロセッサが搭載される可能性が高いとのこと。
加えて、同ブランドのスマホはいずれも、1万5000ルピー(2万6000円)から2万5000ルピー(4万3000円)の価格になるとしています。また、安価なモデルはやや古めのSnapdragon 765(G?)を、上位モデルではSnapdragon 778Gを採用。処理性能は悪くないことが窺えます。
これが年々中国企業への圧力を強めているインド市場へのなんらかの対策の1つなのか、それともXiaomi製ピュアAndroidスマホという選択肢を本当に増やそうとしているのか、かなり楽しみなところではあります。