OPPOより発売された折りたたみスマホ「OPPO Find N2 Flip」のレビュー動画がThe Tech Chapより出ています。
開封してすぐに気づくのは、本機の折れ目が大変目立ちにくく改良されているという点。ティアドロップ式ヒンジにより、ライバル機種であるSamsung Galaxy Flip 4に比べても視覚的触覚的に不自然感が少ないとのことです。
動画ではヒートガンでケースの接着剤を溶かし、内部の分解をしています。OPPOが分解用サンプルを提供してくれたとのことで、本機に対する自信の高さがうかがえます。
本体下部のほとんどを4300mAhの大容量バッテリーパックが占めています。通常より10%実質容量が大きい高効率バッテリーとのこと。44W SuperVOOC充電に対応し、一時間弱でフル充電が可能とのこと。
画面側を分解すると前機よりも滑らかかつ63%も小型化した折りたたみヒンジを確認することが出来ます。44万回もの開閉テストに耐えられるそうです。
SoCにはMediatek Dimensity 9000+を搭載。パフォーマンス的にはSnapdragon 8 Gen 1と同じ程度とのことで、最高画質設定の原神をテストプレイ時にはややフレームレートの低下が見られたもののその他の処理に関しては軽快に動作するとのこと。
本機の特徴は何と言ってもカバースクリーンで、折りたたんだ状態で背面の60%程を覆う大きさです。60Hz対応のAMOLEDディスプレイで、スワイプして通知を確認、設定パネルにアクセス、カメラや天気予報など一部アプリの起動、音声認識でメッセージに返信などが可能でとても機能的なようです。サードパーティ製アプリ側がアップデートでカバースクリーンに対応してくればもっと便利になるだろうとのことです。
OSはColorOS 13を標準インストールし、4年間のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートが保証されるとのこと。
カメラは5000万画素メイン、800万画素超広角の二眼仕様で、インカメラは3200万画素だそうです。本機ならではの機能として、本体を90度畳んだ状態でスタンドとして自立させインカメラでビデオ通話などをすることができるようです。OPPO独自の画像処理技術であるMariSilicon Xを搭載し、低照度や高画質モードでの動画撮影を強化してくれるそうです。
カメラ性能としては「フレキシブル」だそうで、「90度折りたたんでデスクの上などに置いて撮影したり、カバースクリーンでプレビュー表示しながら自撮りをしたりなかなか楽しい」と感想を述べています。
他にも右側側面のパワーボタンに指紋認証センサー、前後カメラに顔認証システムを搭載し、デュアルSIMで5G通信が可能、オープンと折りたたみ状態両方でNFCが全角度対応といった機能が搭載されているとのこと。
総評として「Galaxy Flip 4と同様な機能を持ちつつ大きなカバースクリーン、目立たない折り目、電池容量など一歩先をゆく」と評価しています。ライバル機の一歩先を意識したデザインと戦略にOPPOの実力がうかがえます。