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AppleのXRヘッドセットはMetaのシェアを奪えない?海外メディア記者が予想

 WWDC23での発表が噂されているApple製XRヘッドセット。実際に発売された場合、競合製品に対して勝算はあるのでしょうか?

 米メディア「ブルームバーグ」の記者マーク・ガーマン氏は、5月28日付けのニュースレターで本件について言及。既に8割近い市場シェアを誇るMetaとの競合を中心に、Apple参入後のXRヘッドセット市場を考察しています。

 まず、Appleが参入後にどの程度の市場シェアを確保できるかについてみていきましょう。AppleもMetaもGAFAの一角に数えられる巨大企業。そんな両社がぶつかった場合、何が起こるのでしょうか?

 これについてマーク・ガーマン氏は、AppleとMetaでは主力製品の価格帯が異なるため、AppleがMetaに取って代わるほどの市場シェアは獲得できないと予想しています。

 同氏によると、Apple製のヘッドセットの予想価格は2000ドル(約28万円)。対するMetaは現行品の「Quest 2」が400ドル(約5万5000円)で、両者の間には5倍もの価格差があります。

 これでは流石のAppleも、Metaのシェアを大きく奪うことは難しいでしょう。

 一方の Meta側は、Appleの参入で製品ジャンル全体の注目度が上がるため、これまでXRヘッドセットを持っていなかった層を新たな顧客にできる可能性が出てきます。

 アプリもQuestシリーズは既に十分な数が存在する一方、Appleはこれから準備を始める段階で、当面はMetaが有利な状況です。

 今回ご紹介したマーク・ガーマン氏の予想は、果たしてどこまで当たるのか?最初の答え合わせとなるWWDC23は、日本時間6月6日午前2時に開幕します。

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