Googleが開発中と予想されている、同社の次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 8」シリーズに関して、バッテリー周りに関する新しい情報が、Android端末に詳しいAndroid Authorityによってリークされました。
同誌がGoogle内部の情報筋から得た情報によると、「Pixel 8」は最大24W、「Pixel 8 Pro」は最大27Wの急速充電に対応するとのこと。現行のPixel 7は最大20W、Pixel 7 Proは最大23Wの急速充電に対応しているため、比較して4Wほど充電電力が増加する模様です。
また、バッテリー容量に関しては、「Pixel 8」は4270mAhから4485mAhに、「Pixel 8 Pro」は4926mAhから4950mAhに、こちらも若干増加する見込み。
このほか、Wi-Fi/Bluetoothチップは、Pixel 6シリーズからPixel 7シリーズまで採用されていたBroadcomのBCM4389に代わり、新たにBCM4398を搭載するとのこと。同チップはWi-Fi 6/6Eのほか、Wi-Fi 7にも対応しています。
最近多くの中国メーカーが販売する端末は、ミドルレンジも含めほどんどが、最低でも30W以上、多くは60W以上、iQOOは200Wの超急速充電対応スマートフォンを発表しています。それらと比較すると、これら充電速度やバッテリー容量に関する「若干」の改善は、他社よりかなり劣り、満足できるとは言えないレベルであると感じられます。
Google製端末の一番の課題である充電速度。もっと大幅な改善を心待ちにしていましたが、現段階ではあまり期待しない方が良さそうです。