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本が読める「だけ」のスマート(?)グラス「Sol Reader」予約受付中。お値段は約5万円

 “本読み”専用のスマートグラス「Sol Reader」の予約が受付中です。価格は350ドル(約5万円)で、ウィッシュリストに登録しておくことで、準備が整い次第購入コードが届きます。

 通常のスマートグラスやARグラスといえば、ディスプレイにWebブラウザを表示したり、周辺情報を表示したりするのがデバイスの主用途。

 しかし「Sol Reader」はその上(下?)をひた走ります。なんと電子ペーパの表示だけに特化し、それ以外の機能を切り捨てちゃったんです。公式サイトでも、デバイス本体を「Reader(読書機)」とする徹底っぷり。

 「Sol Reader」はスマートフォン(iOS/Android)と接続して使用する仕組みで、専用アプリから書籍を転送し「Sol Reader」で読む形式。各種操作は、付属する専用コントローラーで行います。

 バッテリーの連続使用時間は25時間以上で、RAMは8MB。ストレージ容量は64MBです。「少ない!」って感じですが、テキストを読むだけだからこれで十分って判断なんでしょうね。攻めてます。

 ディスプレイ解像度は256×256(これも低いというか荒い……)。搭載レンズは“パンケーキレンズ”で、本体の薄型化を実現。VRだと、VIVE XR EliteやMeta Quest Proなどに搭載されている系統のレンズですね。

 重さは104gで、左右の弦でデバイスを支えるようになっています。ちなみに、VRヘッドセットのような頭頂部ストラップは付属しないそうです。

 Quest 2が、299ドル(海外価格)で買える時代に出すデバイスとしては色々尖りすぎな気がしますが、販売する以上は何らかの商機を見出しているんでしょう。

 黒歴史化するか、それともまさかの大当たりを遂げるのか。「Sol Reader」の今後に要注目です。

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