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訴訟に発展した「ゼリスク」改善?次世代「iPad mini」のウワサまとめ

 なんとびっくりiPad miniの第6世代が登場してから2年半が経過してしまいました。すでに複数の情報筋が年内の次世代iPad miniの登場を予測しており、9to5Macが次モデルでどうアップデートされるかという噂をまとめているので紹介します。

 まず、訴訟にまで発展した「ゼリースクロール」問題を解消するために、ディスプレイ部品の配置を変更したとのこと。ゼリースクロールは画面の左右で描画更新のタイミングがズレてしまうという問題。動画ではスローモーションで見ないとわからないような程度で、Appleはあくまで仕様と言い張っていますが、実用には厳しいという声も多く上がっています。

 ゼリースクロール自体は構造上多くのデバイスで発生してしまう現象ですが、iPad miniでここまで問題になっているのはディスプレイの制御部品の配置と、ディスプレイの性能が問題。iPad miniは安価なディスプレイ関連製品を使っているうえ、本体左側にディスプレイの制御基板を備えていることから、この問題が顕在化したようです。

 例えばiPad Airでは画面の制御部品が縦持ち時に画面上部にあり、上下にスクロールする際はあまり違和感を感じさせない構造になっています。またiPad Proは制御部品がディスプレイの左側にありますが、120Hzリフレッシュレートによって描画のずれを低減しています。

 そのため、かつては「iPad miniの次世代モデルでは120Hz化してゼリースクロール問題を解決」といった情報もありましたが、今回は60Hzに据え置かれるようです。

 次にパフォーマンス。現行のiPad mini 6では性能を低下させたA15 Bionicを採用していますが、次世代iPad miniはA16 Bionicを搭載するという噂があり、あまり大きな性能向上には期待が持てません。

 本体色に関しても、「新色が用意される」という情報がリークされていますが、その具体的な内容については不明です。現行のiPad miniはメタリックで重厚感を感じさせる色合いになっていますが、個人的にはiPhone 15無印や、すこしイメージから外れるもののiPad 10世代のような、もっと軽やかな色合いが似合うんじゃないかなと思っています。

 いずれもAppleの未発表製品の予測などで高い精度を誇るBloomberg記者のMurk Garman氏やアナリストのMing-Chi Kuo氏は、第7世代iPad miniの登場時期を今年の後半と予想しています。今後の情報に期待したいところですね。

情報元9to5Mac
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