開発が進行中と噂の「PICO 4S(仮)」ですが、デバイスのスペック情報を入手したという人物が登場しました。
その人物は、Xユーザーで以前からXR系の情報を発信しているLunaさん。5月には、「Meta Quest 3s(仮)」なるQuest 3系の新型デバイスの情報を発信して注目を集めた人物です。
SoCは「Snapdragon XR2 Gen 2」。ディスプレイ解像度は2160×2160で、リフレッシュレートは最大90Hz。レンズにはPICO 4から継続する形でパンケーキレンズを使用するとのこと。
コントローラーについては、トラッキング用の「リングパーツ」を廃止したデザインになるそうです。Quest 3により近づいた形ですね。
PICO 4S (preliminary naming)
Things may change but from what I’m told this is likely final.
Same drill as last time, I have seen multiple devkits and spoken to several people familiar with ByteDance’s next Mixed Reality headset, details: pic.twitter.com/z8FznpbxAr
— Luna (@Lunayian) June 27, 2024
Lunaさんは、公表したスペックは現段階の情報であるとしつつも、情報源から「正式版に近い」仕様であると説明を受けたとコメントしています。
先代PICO 4は、Snapdragon 865ベースの「Snapdragon XR2」を搭載していますが、これはQuest 2と同じSoC。2024年現在では、やや性能的には見劣りします。
これを8 Gen 2ベースの「Snapdragon XR2 Gen 2」に変更することで、Quest 3に追いつくワケですね。Quest 3もXR2 Gen 2を搭載しています。しかし、それにしてもXR2 Gen 2ってわかりにくい型番ですね……。
少し気になるのは、リフレッシュレートが90Hzという点。Quest 3は最大120Hzなので、この部分のアップデートにも期待したいところです。
VRデバイスの高価格化が進む傾向の昨今。競合する商品が登場することで、両デバイスの価格がお手頃なところに「落ち着く」といいですね。