vivoの若者向けブランドであるiQOOは、ミッドレンジスマートフォンの「iQOO Z9s」と「Z9s Pro」を発表しました。両機種とも8月29日から販売開始予定となっており、Z9sの価格は1万9999ルピー(3万4000円)、Z9s Proは2万3999ルピー(4万1000円)となっています。
Proと名を冠してはいるものの、6.67インチの有機EL画面、5000万画素のメインカメラ、5500mAhのバッテリーなど、その多くは無印と共通ですが、充電速度やカメラといった項目で差別化が行われています。
ディスプレイは両機種とも有機EL画面を採用し、画面の左右端が緩く湾曲するエッジディスプレイを採用。FHD+解像度で120Hzのリフレッシュレートに対応していますが、Z9s Proの方がより明るく、ピーク輝度は4500ニットに達するとのこと。一方、Z9sは1800ニット。また、濡れた手でも操作できる「Wet Touch Technology」を採用しているとのこと。
プロセッサーも異なり、Z9s ProはQualcommのSnapdragon 7 Gen 3を、Z9sはMediaTekのDimensity 7300を採用。メモリは両機種とも最大12GB、256GBストレージの構成を用意しています。無印のAnTuTuベンチマークスコアは70万点以上、Proは80万点以上と紹介されており、パフォーマンスの差は多くないながらも確かに存在します。
カメラ性能については、両機種ともSony IMX882センサーを使用した5000万画素の広角カメラを搭載し、光学式手ブレ補正や4K動画撮影に対応するとのこと。AIを活用した被写体消去機能や画質強化機能も備えているとアピールします。
Z9sはあまり意味をなさないであろう、200万画素の「Bokeh Camera」を搭載し、柔らかな印象を与えるLEDフラッシュの「Aura Light」を備えます。一方Z9s Proにはメインカメラに加えては800万画素の超広角カメラを搭載。インカメラはいずれも1600万画素。
Android 14ベースのFuntouch OS 14を搭載。2年間のOSアップデートと3年間のセキュリティアップデートを約束しています。また、IP64等級の防塵・防水性能も備えているとのこと。
バッテリー容量は両者ともに5500mAh。Z9sが44W、Z9s Proが80Wの急速充電に対応しています。本体の厚みは無印で0.749mmとなっており、5500mAhのバッテリーサイズを持つスマホとしてはかなり薄型であることをアピールします。
カラーバリエーションは、Z9sがチタンマットとオニキスグリーンの2色。
Z9s Proがラックスマーブルとフランボワイヤントオレンジで、後者はヴィーガンレザー調の背面を採用しているようです。
先に触れた通り、Z9sの価格は1万9999ルピー(3万4000円)、Z9s Proは2万3999ルピー(4万1000円)からとなっています。
iQOO Z9s | iQOO Z9s Pro | |
---|---|---|
OS | Funtouch OS 14 (Android 14ベース) | |
SoC | MediaTek Dimensity 7300 5G | Snapdragon 7 Gen 3 5G Mobile Platform |
メモリ | 8GB/12GB | |
容量 | 128GB/256GB | |
画面 | AMOLED 6.77型 2392×1080 最大120Hzリフレッシュレート |
|
カメラ | 5000万画素メイン+200万画素ぼけ | 5000万画素メイン+800万画素超広角 |
インカメラ | 1600万画素 | |
電池 | 5500mAh (TYP) 5390mAh (MIN) 44W有線充電 |
5500mAh (TYP) 5390mAh (MIN) 80W有線充電 |
寸法 | 163.72×75.00×0.749mm、180g/182g | 163.72×75.00×0.749mm/163.72×75.00×0.799mm、185g/190g |
5G | n1/n3/n5/n8/n28B/n40/n77/n78 | |
LTE | B1/B3/B5/B8/B28B, B38/B40/B41 | |
3G | B1/B5/B8 | |
その他 | イヤホンジャック搭載、生体認証(指紋)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、GPS;GLONASS;GALILEO;BeiDou;GNSS, QZSS |
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