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OPPO Find X8はマスターモードが楽しい

 OPPO Find X8をお借りしましたので紹介します。

 本機はMediaTek Dimensity 9400を搭載したスマートフォンで高い性能を誇ります。ベンチマークアプリで連続負荷テストを行うと性能維持率はかなり低く、長時間プレイ時には発熱が問題になってくる可能性はありますが、原神も高フレームレートで動作するなど、ゲーム実使用面では発熱面でも問題を感じず、それなりに優秀な制御には感じました。

  • AnTuTu v10.4.2:2336487
  • Geekbench 6 CPU Single:2837
  • Geekbench 6 CPU Multi:8391
  • Geekbench 6 GPU:19828
  • Wild Life Extreme Stress Test:Best 6493, Lowest 2932, Stability 45.2%
  • Steel Nomad Light:2458, 18.21fps
  • SolorBay:11272, 42fps
  • Opacity Micromap Feature:10.8%
  • PCMark Work 3.0:68.08fps, 13803

 本機の魅力は高い実装技術に裏打ちされた薄型大容量電池・狭額縁筐体。

 実際、外観はしっとりしたマットなデザインでフラットな画面、クールで高級感があります。

  カメラ画質は、昼はごく普通で平凡な写りなのは、スマホカメラが光学的に強力になってきたことでそれほど力を入れずとも写るので各社少なからずそういった傾向があるので特に気になりませんでしたが、少し低照度の環境でもJPGのノイズリダクションにそれほど力が入っていないのかなと感じる場面もありました。水彩絵の具で塗ったようなディテールの絵も。

 というのが初日に使っていた印象でしたが、本機の本領発揮はマスターモードのようで、切り替えるとあっと世界が変わって見えました。ダイナミックレンジは狭くなりますが、伝統的な写真を彷彿させるエモい色調になります。明らかに夜景モードが発動する場面なら、画質処理も手を抜かずに行われます。

 

 なおマスターモードはエモい写りで率直に使っていて楽しいですが、得意不得意があります。スマホカメラらしいダイナミックレンジが広く見栄えのいい夜景とは相性が悪い点や、飯撮りをすると露出が少しズレたり、建物等にかければ効果的な効いた陰影が料理にかかってしまって美味しくなさそうになることもあるといった点は考慮する必要があります。特性を把握したうえで適宜通常モードに切り替えましょう。

 ほぼマスターモード専用で使いたいぐらいなのですが、マスターモードを起動直後の標準とするモードは特に見当たりませんでした。この点は、最後に利用したカメラモードを記憶させる設定を有効化しておくと手間が減るかもしれません。

 ColorOSの問題はカメラの電源ボタン二度押しによる確実なカメラ即時起動が行えないことです。音量ボタンからのカメラ起動は、端末の状態や音楽・動画再生中に失敗を招くため、信頼性が低いです。大陸では決済に割り当てられている電源ボタン二度押しですが、中国国外市場に投入する際にはカメラが起動できるよう、サボらずローカライズして欲しいですね。この点、海外発表済みのOPPO Find X8 Proでは、物理シャッターボタンを備えることでこの問題を解消しているため、Proではなく無印を投入したのは惜しいところです。

 また、カメラのシャッター音が消せないというこれまたローカライズに起因する問題もあります。マスターモード含めてとても楽しい撮影体験が、起動時の手間と非常に大きなシャッター音で台無しにされてしまうのが惜しく、せっかくカメラが特色なのに、カメラスマホとしておすすめしにくいというのが正直なところでした。OPPO国内モデルはアップデートに積極的でない部分があり、本機はアップデート長期保証するためにもグローバルモデルなので、当然シャッター音は消去が可能と思っていたので、強く残念に感じました。

 ただ、この点はカメラのシャッター音を小さくするアップデートが最近降ってきたそうですので、チェックしてみて下さい。

 スピーカーはステレオで、音質面では解像感はやや劣るかもしれませんがステレオで最大音量も十分に確保されており、使い勝手は良いと思います。ハプティクスも大きな不満はありません。国内OPPO投入端末は近年ミッドハイモデルまでだったのでこの辺り品位を欠いた機種が多かった印象もありますが、本機は最低ラインをしっかりクリアしているのが美点と言えます。

 なおFeliCa非対応という注意点があり、約14万円という価格設定で敷居が高いかもしれませんが、現在IIJではMNP価格9万4800円(税込み)となっており、試しやすくなっています。

OS ColorOS 15 (based on Android 15)
SoC MediaTek Dimensity 9400
オクタコアCPU:3.63GHz×1+3.3GHz×3+2.4GHz×4
メモリ 16GB (最大28GB相当まで拡張可能)
容量 512GB
画面 6.6型 (2,760×1,256), 120Hz, 有機EL
Corning Gorilla Glass 7i
カメラ 広角:5000万画素(F1.8)
超広角:5000万画素(F2.0/画角120°)
望遠:5000万画素(F2.6/光学3倍)
インカメラ 3200万画素(F2.4)
電池 5,630mAh
寸法 74×157×7.9mm, 193g
その他 IP68/IP69防水防塵、80℃の熱湯噴射、MIL規格、50Wワイヤレス充電対応、指紋認証、顔認証
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