Sony Mobileの重要人物が相次いで異動しています。
まず、Sony Mobileの社長 鈴木鈴木国正社長が退任となります。後任は十時裕樹氏が務めます。
今年度、Sony Mobileは5000万台の販売目標を掲げていましたが、価格で勢いのある新興メーカーと直接対決する形となり、販売目標を4300万台へと大幅に下方修正。これを受けてSONY全体の15年3月期連結決算が2300億円の赤字となり、Sony Mobileの失敗がグループ全体の足を引っ張る形に。Sony Mobileは1000人規模のリストラを行うことも明らかとなっています。
今後、Xperiaシリーズは、低価格にしてシェアを追う拡大路線は取らず、プレミアム路線に機種を絞ることになるでしょう。
また、Bloombergは、Sony Mobileの商品企画部門・UX商品企画部の統括部長・黒住吉郎氏が、SoftBankモバイルの製品開発部副社長に任命されたと報じました。
黒住吉郎氏はSony Ericsson時代からいち早くCyber-shotやWalkmanとコラボしたモデルを企画してきた人物です。Xperiaシリーズの開発でも重要なポジションでしたが、それがSoftBankに移るとは驚きです。今後はSoftBankでスマートフォンの開発を担うそうです。