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「ギャラクシー」じゃないよ「アティーブ」だよ。サムスン渾身の「Windows Phone 8」端末「ATIV S」レビュー

 「GALAXY S4」が出る直前の今、「GALAXY S3」世代のSAMSUNGの端末について、おさらいしておきましょう。

 SAMSUNGといえば「GALAXY」ブランドのイメージが世界で定着していますが、これはあくまでAndroid OS搭載機に限ったブランディングです。

 実はSAMSUNGは、Microsoft製のOSに関しては、「ATIV」ブランドを用いた製品展開を行っています。Windows Phoneを採用した「ATIV S」、Windows RTを採用した「ATIV Tab」「ATIV Smart PC」などがあります。(昔はMS製OS搭載機はOMNIAブランドがありましたが、ATIVに取って代わられた形ですねえ)

 今回EXPANSYSさんよりお借りしたのは「Windows Phone 8」搭載の「ATIV S」となります。早速「GALAXY S3α」と比較してみました。

 S3と比べるとATIVは角張っていますね。S2寄りのデザインです。というわけでS3, ATIV, S2を積んでみました。

 サイズ感は大体同じですね。ボタンの配置も似てます。イヤホンジャックとUSB端子の位置も同じ。「とりあえずGALAXY S3にWindows Phone載せてみましたっていうのがATIV S」という認識で、あながち間違いではないと思います。これはソフトウェアにおいても言えます。

 「Windows Phone」の利点として、OSを提供するMicrosoftのもとに統制された世界観が構築されているという点があります。

 それは同時に、メーカーのカスタマイズのしづらいことを意味するため、個性を出しづらくなり、結果としてメーカーの差別化が困難となるというジレンマをも抱えかねない、そんな課題も生んでいます。

 しかし「ATIV S」は、そこを「GALAXY」ブランドで克服しようとしていると感じます。まずはロック画面から。

 これは「GALAXY S3」から採用された壁紙そのものなのですよね。さらにアプリケーションも、「GALAXY」シリーズにプリインストールされているアプリ、またはSAMSUNGのAndroidアプリストア「SAMSUNG Apps」にみられるものが、最初から並んでいるのです。

 さらに通知音なども、「GALAXY」シリーズを使っている人なら聞き慣れた、お馴染みの通知音で安心します。既に「GALAXY」ブランドでアプリやサービスを提供している王者SAMSUNGならではの端末だと思います。「GALAXY」の成功をうまく「ATIV」に繋げたいと考えているのが伝わってきます。

 「GALAXY」がいい、でもAndroid OSはイヤ……そんな人にはぴったりの選択肢が「ATIV」だと思いました。

 もうすぐフラッグシップモデル「GALAXY S4」が世界で発売となりますが、「ATIV S」の後継機は出るのでしょうか?日本での発売はあるのでしょうか?今後の動向に注目です。

機材提供:EXPANSYS (http://www.expansys.jp/)

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