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やっぱり延期されたソフトバンクの新プラン「スマ放題」

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 ソフトバンクモバイル株式会社は、以前発表していた新プラン「スマ放題」の提供開始時期を延期しました。これは2014年4月21日から提供されるとアナウンスされていたもの。プレスリリースには「競争環境の変化に鑑み」との延期理由が挙げられています。

 これに先立つ4月10日、NTT docomoが「カケホーダイ&パケあえる」等の新プランを発表しており、他社の新プラン発表を受けてということでしょう。プランの内容を練り直して、然るべき時期に再発表されるものと思われます。

 胡散臭いので特に記事にしていませんでしたが、実は今年の1月、SoftBankは「VoLTE時代の革新的な新定額サービス」と称した、新プラン(スマ放題)の概要を発表していました。

 それによれば、Sパック、Mパック、Lパックから選択可能。しかし通話パックとパケットパックが一体となっており、分離不可能。通話料が多い人ほど、パケット定額も多く使うというイマイチよくわからないプランで、実に不可解でした。「基本使用料(+接続料)+通話パック・音声パック」が基本形のようです。

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(このパックに加えて、基本使用料、接続料などが加わる)

 おそらく予想通り、他社の出方を伺う観測気球に過ぎなかったのでしょう。SoftBankとしては、この値上でしかないプランを先んじて発表することで、他社に対して、そろそろ値上げをしたいというメッセージを送ったのではないでしょうか。

 NTT docomoにもそれが届いたのか、もちろん表向きに値上げとは言わないにしても、これと同じような月間パケット使用量を選択できるパックを用意しつつ、事実上の基本使用料の値上げを行ってきました。先ほどの基本形のうち、通話パックを基本使用料側に含めただけですからね。ただドコモの場合は「完全通話定額」という大胆な切り返しで、大多数のメディアに値下げと報じさせているのは流石でした。

 このSoftBankのプランが、そのまま陽の目を見ることはなさそうですが、それはSoftBankとしても想定内だと思います。NTT docomoのVoLTE提供開始は6月ですが、SoftBankは未定です。

 あとはKDDIの出方次第と言ったところでしょうか。情報通信審議会に出席したKDDIの田中社長は、メディアなどでドコモのプランが安いと書かれていることについて、やんわりと否定的な見解を述べていました。KDDIは、NTT docomoとはまた違った形でVoLTEを見据えた新プランを発表してくるでしょうし、SoftBankも対応してくるでしょうから、大いに注目したいところです。

情報元:SoftBank

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