最近、テレビコマーシャルや大手メディアで「格安SIM」という言葉を聞く機会が増えてきました。日本ではスマートフォンと回線契約を同時に行うことが主流で、SIMカードを意識する機会は少ないですが、諸外国ではSIMカードのみを購入し、スマートフォンを別途購入するという利用形態が主流です。
その波は日本にも訪れ、ドコモの通信回線を借りて移動体通信サービスを提供するMVNO事業者が現れ始めました。雨後の筍のように新規参入が見られる、格安SIMサービスですが「はじめて格安SIMを利用する」という方にオススメしたいのが「楽天ブロードバンドLTE」です。
ドコモやソフトバンクをはじめとした通信キャリアが提供するデータ通信サービスは2年縛りの制約があり「もう必要無いから解約したいな」と思っても、更新月でなければ1万円前後の違約金が発生します。うっかり更新月を逃すと、次の更新月はまた2年後……でも違約金を支払うのは嫌……そんなジレンマが生まれます。一方「楽天ブロードバンドLTE」なら、更新月という考え自体がないため、必要がなくなればすぐに解約可能です。もちろん違約金も発生しません。これって結構大きいですよ。
格安SIMサービスのイメージを変える!通信速度と多数のプラン
「格安SIMサービスは速度が遅い」という印象をお持ちの方が多いでしょうが、それはもう過去の話です。たしかにMVNOサービスが始まった当初「LTEに対応していない」「通信制限が多い」と、マイナスポイントが目立ち、実用的ではありませんでした。
しかし、楽天ブロードバンドLTEなら、名前の通りLTEにも対応。一例として挙げる「エントリープラスプラン」なら、1GBまで高速通信が利用可能です。お値段もなんと1,000円を切る月額900円と消費税増税で逼迫するお財布事情にも優しい価格設定です。
「1GBって実際使ってみると、どれくらい? 足りないんじゃない?」と疑問を抱く方がいらっしゃるかと思います。というわけで、筆者の実際の利用状況を見てみました。(今回は一番利用した、2月の利用データです)
今回確認したのは Xiパケ・ホーダイ ライトで利用中のサブ端末 Nexus 5 です。Xiパケ・ホーダイ ライトは月々3GBまでの制限があるため、テザリングは利用せず、抑えめに利用しているのですが、その結果は……。
結構少ないことがおわかりいただけるのではないでしょうか?(Twitterしすぎですね)
2月は遠出をする機会が多く、方向音痴な私にGoogleマップは必要不可欠でしたがたったの 43.5 MB という結果に。頻繁にWebサイトを見ていたつもりが Chrome も 352MB と「あれ、結構少ないじゃん!」というのが、おわかり頂けるのではないでしょうか。
もちろん、自宅ではWi-Fiを利用したり、モバイル通信では動画を見ないと意識したりと、少しだけ気にしなければいけない点もありますが「スマートフォンのデータ通信を賢く使う」という方なら全然イケちゃうんですね!
もしものための時間オプション24H
……と油断をしていると使いすぎてしまうのが人間というものです。「旅行先でうっかり1GB以上使ってしまった……通信制限が掛かっているとマップも使いづらい……困った」というときに便利なのが「時間オプション24H」です。
このオプションが利用できる「LTE エントリープラスプラン」「LTE ライトプラスプラン」なら、追加で400円支払うだけで24時間各種通信制限が撤廃され、ほぼ使いたい放題の状態になります。もちろん、オプション時間内なら、月の上限通信量にもカウントされません。
また「時間オプション24H」のようなサービスを提供しているのは楽天ブロードバンドLTEだけというのも見逃せないポイントです。格安SIMを提供する会社は数多くありますが、使い勝手を飛躍させるオプションサービスの比較も忘れてはいけません。
白ロムは専門店やオークションでゲット!
「SIMカードが安いのはわかった。じゃあどこでスマートフォンを買えば良いの」と疑問に思ったあなた!契約が伴わないスマートフォン(白ロムと言います)は意外にも、大手通販サイトや、家電量販店の中古売り場、専門店で簡単に購入できます。
筆者愛用の Nexus 5 なら、Google Play ストアで39,800円から購入が可能!更に安いモデルをお探しの場合は、ドコモから販売されたスマートフォンの中古モデルを狙うと良いでしょう。例えば、今でも遜色なく動作する サムスン製スマートフォン Galaxy SIII α(SC-03E)は2万円から入手ができます。
最初に白ロムを購入する投資は若干大きくなってしまいますが、料金を比較するだけで、どれだけお得かがおわかり頂けるのはないでしょうか。
プラン | 楽天ブロードバンド LTE (エントリープラスプラン) |
ドコモ Xi データプラン ライト |
---|---|---|
月額料金 | 900円 | 4,700円 |
速度制限 | 1GB | 3GB |
初期費用 | キャンペーン期間中なら0円 (通常は4,000円) |
3,000円 |
解約違約金 | なし | 更新月以外は 9,500円 |
また、契約の更新は2年毎なので、2年間使い続けた金額を比較してみましょう。
楽天ブロードバンド LTE (エントリープラスプラン) |
ドコモ Xi データプラン ライト | どれだけお得? |
---|---|---|
900円 × 24ヶ月 = 21,600円 | 4,700円 × 24ヶ月 = 112,800円 | 112,800 – 21,600 = 91,200円もお得!! |
その差額なんと9万円越え。白ロムの購入を初期投資として考えても、おつりが返ってくるレベルです。
キャリアメールが使えなくなることを心配する声もありますが、Androidスマートフォンならキャリアメールよりも使い勝手が良い Gmail が利用できるので大きな壁にはなりませんよ。
4月17日まで初期費用が0円。解約違約金はずっと0円
4月17日までのキャンペーン期間中は初期費用4,000円が無料になり、料金はプランに合わせた月額料金を支払うだけになっています。「900円のプランなのに初期費用が……」と迷っていた方には朗報でしょう。楽天ブロードバンドLTEのプランでは、解約に違約金が掛かることもありません。使ってみて「自分には合わないな」と感じたら解約しても大丈夫という、素敵な仕様になっています。とりあえず試してみたくなりますね。
新生活が始まるこの季節。新たな SIM を賢く使って賢く節約する一歩進んだ生活をはじめてみてはいかがでしょうか。とりあえず詳しい情報を見てみるだけでも損にはなりませんよ。
リンク: 楽天ブロードバンド: LTE
※表示されている価格はすべて税別価格です。
※掲載情報は2014年4月9日時点のものとなります