AppleはWWDC14で、iOS 8配信の対応ハードウェアを発表しました。それによると以下の計11機種がアップデート対象になることがわかりました。
- iPhone4S
- iPhone 5
- iPhone 5c
- iPhone 5s
- iPad 2
- iPad 3rd
- iPad 4th
- iPad Air
- iPad mini
- iPad mini Retina
- iPod touch 5th
今回、iOS 8へのアップデートが打ち切られることがわかったのは、上記リストに名前のないiPhone 4です。
iPhone 4は、2010年6月7日のWWDCで発表されました。4年前の同時期のライバルとなるAndroidスマートフォンは、Android1.6や2.1を搭載して発売されていますが、当時の国内販売機種は積極的にアップデートされていなかったり、海外版はアップデートされたはいいものの、動作が緩慢だったりという問題もありました。
一方でiPhone 4は、出荷時はiOS 4を搭載していましたが、後にアップデートを繰り返し、iOS 6でも頑張って動作。GPU処理がより必要なiOS 7でも、iPhone 4向けは一部エフェクトを変えることでアップデート後も無事に動作していました。
おそらくこれを超えられるスマートフォンは(ハッカーたちから溺愛されているHD2のような機種を除いて)存在しないのでは、と思います。4年間、本当によく頑張った機種だと思います。