中国の新興メーカーOnePlus(ワンプラス)が、インドでの端末販売を裁判所から差し止められました。
これはインドメーカーMicromaxがデリー高等裁判所に訴えたことによるもの。MicromaxがCyanogenと契約を交わしており、MicromaxはCyanogen Modとそのブランドをインド市場で独占的に使用できる権利があるため。
同じく中国Xiaomiも、スウェーデンの通信機器メーカーEricssonとの特許紛争により、インド市場にて販売差し止めの判決が下されており、Xiaomiは販売再開に向けEricssonと交渉中です。
中国OnePlusのスマートフォンOnePlus Oneは、同時期の大手メーカーのフラッグシップモデルと並ぶ高性能ながら、価格はそれらの半分以下というコストパフォーマンスの良さで、鮮烈なデビューを飾りました。インド市場でも12月からAmazon.inにて販売される運びとなっていました。OnePlus OneはOSにAndroidの有名カスタムROMであるCyanogen Modを採用しており、これが問題となっています。
Cyanogenとの契約では、OnePlusは中国を除く全世界におけるライセンスを持っていますが、Micromaxは南アジアにおける独占的ライセンスを有しており、Micromaxのライセンスが優越します。OnePlusが販売を再開するためには、デフォルトのOSを別のもの(Color OSなど)に変更し、Cyanogenブランドを排除する必要があるものと考えられます。端末背面下部にCyanogenのロゴが入っていることもあり、これも差し替えが必要になりそうですね。