海外Business insiderの報道によると、iPhoneユーザーのうち、9割以上が最も容量の少ないモデルを選択していたとの調査結果が出ました。
このiPhoneはイギリスの携帯キャリアO2 / Telefonicaから販売されたもの。調査を行ったのはカメラアプリ IceCream。実に91%のユーザーが16GBまたはそれ以下のモデル、つまり最低容量を選択していたとのことです。
この調査結果はあくまで参考には過ぎないものの、Appleのストレージ容量の戦略がAppleにとって最適かどうかを考えるいい機会にはなりそうです。
例えば、16GBモデルの場合、容量不足に陥りがちであり、iOSのアップデートに支障をきたす場合も少なくありません。iOSの美点は、常に大半のユーザーがOSのアップデートをかけており、セキュリティ的にも安心できますから、Appleとしても大きく訴求できます。また、iTunesのコンテンツ販売と深く結びついていることから、iPodを置き換える、コンテンツ消費用のデバイスにもなり得るiPhoneが容量不足となることは、様々な面からAppleにとって不利益になると言えます。
Androidの内蔵ストレージも大容量のものが増えており、iPhone 6sやiPhone 8では、ひょっとしたら32GBモデルが下限となっていてもおかしくはないでしょうね。