あけましておめでとうございます。2015年もすまほん!!をよろしくお願いします。
2014年に頑張ったと思うメーカー
2013年に一番ワクワクしたメーカーはSONYでした。あの年は本当に何台もSONY製品を購入しました。
ベストガジェット ライター編でも読者編でも出てきませんでしたが、2014年に一番頑張ったのはPanasonicではないかと思います。構造改革で無駄を削り、着実に黒字化しつつあるPanasonicですが、それでいて製品にはむしろワクワク感を取り戻しつつあるのは凄いことだと思います。
具体的には、高級オーディオブランド「テクニクス」の復活、回転ギミックを備えながらも軽量性と耐久性を両立したコンバーチブルPC「レッツノート RZ4」、Android搭載デジタルカメラ「LUMIX CM1」、大きな4/3型センサー搭載の高級ハイエンドながらも操作系はアナログに拘ったコンパクトデジカメ「LUMIX LX100」など。個人的にはVAIO ProやRX100M2の買い替え候補としても検討しています。
Panasonicの業績回復を牽引した津賀一宏社長の手腕は見上げたものです。Sony Mobileの十時新社長には期待していますが、削るばかりではなく、消費者をワクワクさせるものづくりも頑張って続けて欲しいと思います。
2015年の注目ポイント
昨年は中国メーカーが躍進しました。人工の大きな中国市場・インド市場にはまだ大きな伸びしろがあり、ここを制したメーカーは、世界市場でも存在感を持つでしょう。そして中国メーカーに押されたSONYとSamsungは業績が悪化しました。SONYはローエンドモデルを削ることで、競合を回避するでしょう。
国内の注目ポイントとしては、やはりSIMフリー。今年は総務省のSIMロック解除のガイドライン改正により、5月からSIMフリーが義務化されます。自由なスタイルで利用できる、より安く使えることが期待されます。
しかしながら端末販売はまだまだ大手携帯キャリアに握られています。キャリアはこれからも端末を自社で購入した以上は、ネットワークも自社で使うように仕向けてくるでしょう。義務化されたのはSIMロックの解除のみであり、テザリングAPNのロックは解除しなくてもガイドラインには抵触しません。また、総務省はキャッシュバックは問題視していますが、通信料からの割引についてはユーザーの買い替えを支えるものとしてあまり否定的に捉えていませんので、キャリアはこれからも高額な端末に、たくさんの割引を盛って、端末を自社で使わせたいのが本音でしょう。
ガイドライン改正で指針が示されたのみであり、実際にどのようなサービスやプランが出てくるのか?SIMロック以外のどのような方法で顧客を囲い込むのか?それはまだ現時点ではわかりません。今後も大手キャリアの動きを注視していく必要があるでしょう。
SIMフリー、MVNOの活性化により、昨年以上に海外メーカーの参入が加速するでしょう。また、VAIOスマホも1月に登場予定であり、注目したいところです。