英国のチャットアプリ盗聴法に、アップルが反対表明。

David_Cameron_28_January_2011

 イギリス議会は”Investigatory Power Bill(捜査権限法)”の法案の審議に入ります。

 この法案はiMessageやFacebook Messenger、Whats App、SnapChatを標的に、政府がそれを盗聴するためのバックドアの設置を事業者に要求する内容が含まれています。

 イスラム武装勢力によるフランス新聞社シャルリーエブド襲撃事件を受けて、テロ対策のため、政府がメッセージ内容を傍受する手段を用意しないメッセージアプリについて規制すべきであると、保守党の党首であるDavid Cameron首相が主張し始めたことによるもの。つまりこの法案は首相の肝煎りと言えます。

 この法案が立法化されれば、各チャットアプリのセキュリティを脆弱化することに繋がります。

 これまで、iMessageを提供しているAppleはこの法案について言及していませんでしたが、ついに英国議会に対して重たい口を開きました。消費者データへのバックドア設置は意味がなく、悪意ある者によるアクセスは避けられないとし、遵法的な市民を傷つけるだけと述べています。

  本法案が可決された場合、AppleがiOSのチャットアプリの暗号化を停止することを余儀なくされるものと考えられます。

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