ソフトバンクグループ傘下のWireless Citiy Planning(以下WCP)が、無線通信基地局の設置場所を募集するキャンペーンを始めました。「Softbank 4G」として提供されているAXGP用の基地局の設置場所を提供した場合に、東京23区であれば100,000円、政令指定都市であれば40,000円の成約ボーナスを支給するものです。
賃料も継続的に支払われるようですが、その額は東京23区で年間10,000円、政令指定都市で年間5,000円となっています。見間違いかと思いましたが、本当に年間と書かれています。月間の間違いにしても少なすぎるように思えますね。基地局設置場所の賃料は地域によって大きく差がありますが、月々6桁の金額になることもあるようです。今回の募集は首都圏と大都市ですので、通常はそれなりの金額が支払われるはずです。
普通に考えれば「キャンペーンを使って相場より安く基地局を設置できれば儲けもの」という意図なのでしょうが、あまりにも安すぎてWCP(の親会社であるソフトバンク)の真意が掴めないというのが正直なところです。ボーナスとして書かれている金額が月々の賃料だというのなら納得のいく額なのですが、その10分の1が年間の賃料とは…。120分の1の大きさの基地局を開発したのでしょうか。
賃料が子供の小遣いにすら満たないこのキャンペーンに応募する奇特なオーナーさんがいらっしゃるのか、そしてソフトバンクが何を考えているのかが気になるところです。