Facebookは、ドローン「Aquila」の飛行試験に成功したと発表しました。
当初、空飛ぶWi-Fiステーションとして鳴り物入りで登場したこのドローン。その役割は、上空から広範囲にWi-Fiネットワーク接続を提供すること。つまり「Aquila」自体が、飛行するLTE基地局であると言えます。
これが普及すれば、最大半径50kmの範囲に安価にインターネット接続を提供できることになります。
Aquilaは、ボーイング737型旅客機に匹敵する広い翼に、太陽光パネルを搭載し、長時間持続飛行可能な全翼機型ドローンです。自動操縦により、成層圏に60日以上留まることができます。
今回の飛行試験は、2016年7月に行われた初のフライトに続くものです。1時間46分の飛行の後、胴体着陸に成功しました。本機は車輪などの降着装置を搭載せず、あくまで胴体着陸することが想定通りの仕様です。これは機体重量の削減などによる飛行能力の向上に寄与しています。
近い将来、アフリカなど発展途上地域のインターネット接続を支えるのに欠かせない存在になっているかもしれません。