現在Nokiaブランドの端末を開発製造しているHMD Globalは、MWC2018において、フラッグシップ「Nokia 8 Sirocco」を含む4機種を発表しました。
これにあわせて、Zeissカメラを搭載したAndroidスマートフォンに、「Nokia Pro Camera」アプリを提供することがわかりました。
Nokia Pro Cameraと聞いて歓喜するファンは多いかもしれません。Windows Phoneを採用していたNokiaのLumia 1020, 920, 925などで利用できたアプリと同名だからです。
補足:特に4100万画素、Zeissテッサーレンズを採用したLumia 1020は伝説的な存在です。RAW撮影もでき、Nokia Pro Camによる高度なマニュアル撮影ができる、いわば「神機」でした。 |
UIまで完全に同じですね。ホワイトバランス、フォーカス、ISO、シャッタースピード、露出補正を手動で、直感的に調整できます。当時このUIはとても衝撃的だったのを覚えています。
HMD GlobalはNokiaの多数の知財を引き継いでおり、Nokia Pro CamのUI特許もここに含まれます。
Nokiaは22年ぶりにバナナフォンを復活させるなどしており、かつてのNokiaファンの心を惹きつけるようとしているのでしょう。
Nokia Pro Cameraが利用可能なAndroid端末は以下の通り。
- Nokia 8
- Nokia 7
- Nokia 6 2018
- Nokia 7 Plus
- Nokia 8 Sirocco
いずれもZeissカメラ搭載機種のみとなっています。apkファイルを移植するなどすれば、他機種でも動いてしまうんでしょうか。ちょっと気になるところ。
日本においては現在、Nokiaブランドは一部のデジタルヘルスケア製品が販売されているのみで、スマートフォンに関しては投入されていません。