Sirin Labsは、世界初のブロックチェーンスマートフォン「Finney」を製造するためのメーカーとして、Foxconn(鴻海)傘下のFIH Mobileを選択したと発表しました。
Sirin Labsは、スイスのベンチャー企業。過去には軍用並みの耐久性を備えた「Solarin」をリリースしたほか、仮想通貨「SRN(Sirin Labs Token)」を開発中。
Sirin Labs曰く、スマートフォン「Finny」は、ブロックチェーン技術を採用することでサイバー攻撃耐性を備えた世界初のブロックチェーン対応スマートフォンである、とのこと。「セキュアなP2Pリソース共有・通信」、コールドウォレット機能、生体認証などを備えていると主張しています。
AndroidベースのShield OSを搭載、公称スペックは5.2インチQHDディスプレイ、実行8GBメモリ、256GBストレージ、1600万画素カメラ。
Sirin LabsはICOによって12月には1億5800万ドルを調達。Finnyは2018年10月に出荷されるとしています。出荷目標台数は数百万台。Finnyの予定価格は$999となっています。
ブロックチェーン技術採用を高らかに謳ってICOを行えば、とりあえず資金が集まるような状況で、非主流の新興仮想通貨銘柄(草コイン)はSCAM(詐欺)も多いため、過度な期待は禁物です。しかし今回の発表が仮に事実となれば、とりあえず実際の物は出てくるのでしょう。
FoxconnはEMS世界最大手の台湾メーカーで、iPhoneの製造などを担当。Foxconnグループ傘下に位置する香港上場子会社がFIH Mobile(富智康)となります。
なお、Bloombergが報じたところによると、本件に関するBloombergの問い合わせに対し、Foxconn広報はコメントを避けたとのことです。
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