Essential社、身売りか?Essential Phone後継機の夢潰える

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 Bloombergは、Androidの父Andy Rubin氏の立ち上げたEssential Products社が、身売りを検討しており、現在新しいスマートフォンの開発を中止していると報じました。

 売却先としてはクレディ・スイス・グループAGが候補として挙がっているとのこと。売却にあたっては、AppleやGoogleから雇用された才能あるエンジニアたちも取引材料の一つとなる見通し。

 Essential社は、Essential Phone PH-1で鮮烈なデビューを果たしました。スマートフォン主要メーカー各社の最新モデルが揃って備えている「ノッチ(画面上部の切り欠き)」も、先駆けて導入していました。

 その先進的な印象とは裏腹に、販売初期にはカメラの性能不足、タッチスクリーン不良や不具合などを訴えるユーザーが多く、軌道修正に苦労しました。カメラの問題などはアップデートで修正されています。

 結局Essential Phone PH-1はあまり売れず、定価699ドルから499ドルまで引き下げ。それでも世界全体での累計販売台数はトータルわずか15万台程度と見られます。後継機が出ないのも無理もない話です。

 Essential社は初年度に数十人のハードウェア・ソフトウェアエンジニア、幹部を失っています。マーケティング担当副社長Brian Wallace氏は、会社設立からわずか数週間後に退社。今年の初めにはハードウェアエンジニアリング責任者Joe Tate氏も離職しています。

 現在、人的リソースはスマートフォンではなくスマートホームデバイスに移されているとのこと。Essential Phone PH-2があるとすれば楽しみですが、無さそうですね。スマートホームデバイスは来年に投入される見通し。

 今回の海外報道に対し、Andy Rubin社長は、「我々は常に複数の製品を同時開発している。モバイルや家庭向け製品を含む未来のゲームチェンジャーとなるプロダクトに向けて、我々はあらゆる努力をしている」と述べています。