法輪功「自動布教アプリ」中国で摘発

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 一部ではとても有名な中国の宗教団体「法輪功」。「大紀元」という「四川大地震は中国の地震兵器」のような記事を並べ立てた香ばしい新聞を秋葉原などで配っていたり、中国在外公館などの前で「宗教弾圧抗議」のプラカードを掲げているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 この法輪功、中国国内での布教もちゃんと継続しているらしく、このほど、「法輪功アプリ」と「自動電話発信アプリ」を利用し、布教に勤しんでいた法輪功の信者が実刑判決を受けたと、山西新聞網が伝えました。

 「そもそも法輪功って何?」という疑問についてですが、中華人民共和国在日本国大使館のホームページによると

 一口で言えば、中国の「オウム真理教」です。その教祖は現在アメリカにいる李洪志という人物です。「法輪功」も「オウム真理教」も他のカルト集団と同様ですが、教義や教祖への絶対服従と絶対崇拝を要求し、信者にマインドコントロールを施すのです。

(中略)

 事実が物語っているように、「法輪功」は日本国民に嫌われる「オウム真理教」と同様に、人権を踏みにじり、社会に危害を与える紛れもないカルト教団そのものです。中国政府は信教の自由を尊重します。しかし、他の国と同様に、カルト教団に対しては決して座視することは出来ません。国民の強い要望に答え、法に基づいてカルト教団である「法輪功」を取り締まり、厳しく打撃を与えることは、国民の生活と生命安全を守り、正常な社会秩序を維持するためなのです。

「法輪功」とは何か – 中国驻日本大使馆

 この認定が「正しい」かどうかは知りませんが、中国政府による法輪功の扱いについては、ご理解いただけたかと思います。「厳しく打撃を与える」、という表現からお察しください。

  2013年、被告人梁某は他人より「法輪功」アプリと自動通話発信アプリをインストールした携帯電話を取得し、「法輪功」を宣伝する目的で、被告人梁某は2017年3月から9月までの期間に当該携帯電話を携帯、通話を自動発信ならびに相手が受信した後に「法輪功邪教音声」を自動再生させ、法輪功を宣伝したといいます。

 これ、それこそ日本で例えると、「●●マーチ」や「極限●●音頭」のようなオ●ムソングを延々自動発信し続けた、というようなものでしょうか。何の罪に該当するのか知りませんが、警察事案な気はします。

 2017年9月7日、人民警察は肇慶市端州区にて被告人梁某を検挙、現場で電話を自動発信し法輪功情報を流し続けるスマホを押収したといいます。鑑定の結果、スマホ内に法輪功に関係する音声ファイル187件と5個の圧縮ファイルが確認され、このスマホからの発信件数は26000回、そのうち24000回以上は通話が受話されたそうです。けっこう電話とるんですね。

 肇慶市端州区人民法院の判決では、被告人梁某は通信を利用して「法輪功」邪教思想を伝播、その行為は邪教組織利用法律実施破壊罪を構成するとされました。被告人梁某は審理において過ちを認め、改悛と二度と参加しない意を示していることから、情状酌量の余地を認められ、有期徒刑3年、罰金3,000元の実刑判決が下されたそうです。

 被告人梁某の犯罪事実、性質、情状と社会危害の程度に鑑み、関連法規の規定※により、上述の判決が下されたといいます。

《中華人民共和国刑法》第三百条第一款、第六十四条、第六十七条第三款,《最高人民法院、最高人民検察院关于办理组织、利用邪教组织破坏法律实施等刑事案件适用法律若干问题的解释》第二条第(十二)项,第三条第(二)项、第九条第二款第(二)項

 今年3月27日、広東省肇慶市中級人民法院は、被告人梁某による上告を棄却し、刑が確定しました。

 延々と電話をかけ続け、布教音声ファイルを垂れ流し続けるアプリ、布教の効果があるのかは少し疑問ですが、色々な手段があるものですね。