ZTE日本法人は、同社の2画面スマートフォンAXON Mの日本国内モデルである「M Z-01K」に対して、OSバージョンアップを提供予定であると告知しました。
Z-01Kは発売時点でOSにAndroid 7.1 Nougatを搭載して出荷されていました。取扱いキャリアであるNTT docomoは昨年10月時点で、Z-01Kに対するOreoアップデートを告知していました。
ところがZTEは米国の対イラン制裁・対北朝鮮制裁に反して通信機器を輸出していたことで、米国政府からSnapdragonやAndroid OSの基幹ソフトを販売できないよう措置が講じられかけたことで、会社存続も危ぶまれ、OSアップデート用サーバーも停止するなど、バージョンアップの先行きも不透明な状況となっていました。
その後、罰金や経営陣刷新により米国政府と和解、IFA2018では久しぶりのフラッグシップモデルとなるAxon 9 Proを発表、復活への第一歩を踏み出しました。
日本国内でZTEの先行きがどうなるのか、ガジェットファン的には動向が気になるところでしたが、今回、既発売モデルへのOSアップデートという形で吉報が届く形となりました。
日本国内でキャリア向けモデルもSIMフリーモデルも頑張っているZTE。今後の新機種発売にも期待したいところです。
OSアップデートにより、NougatからOreoで追加された諸々のAndroid OSの新機能はもちろん、M独自の機能として、2画面を活かした新たな撮影機能をアップデート予定であるとしています。