チェコ情報機関、中国メーカー製通信機器の脅威を警告。国家情報法懸念か

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 ロイター通信が報じたところによると、チェコ諜報機関NCISAが、HuaweiやZTEの機器を使用することがセキュリティ上の脅威になると警告しました。チェコの携帯キャリアの通信機器ベンダーの選定に影響が出る可能性があります。

 通信機器メーカー大手のHuaweiは、中国政府との関係から西側の諜報を行うのではと懸念され、Huaweiはこの疑念を繰り返し否定しています。

 NCISAのDusan Navratil氏は、「中国の法律は、中国民間企業に諜報機関への協力を要求しており、これらを主要な国家システムに導入することは脅威となる可能性がある」と述べました。

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 その警告通知は同盟国での「発見」、つまりHuaweiのネットワーク機器に中国政府のバックドアが存在するという米国の警告に基づいたものと付け加えました。

 中国では2017年に全国人民代表大会で国家情報法が可決。この法律では、あらゆる組織が国家の情報活動を支援・協力する義務を定める条文があり、疑念の目が向けられています。

第七条 任何组织和公民都应当依法支持、协助和配合国家情报工作,保守所知悉的国家情报工作秘密。

中华人民共和国国家情报法_中国人大网

 通信基地局にバックドアを仕込むことについて、中国メーカーやその従業員は、断れないのではないか?との懸念です。

 こうしたNCISAの警告に対してHuawei広報は、「国家安全保障に脅威を与えるという示唆を一切否定する」とし、証拠提示をNCISAに求めるとともに、「Huaweiはチェコ共和国の全キャリアの信頼できるパートナーである」「Huaweiはいかなる政府からもそのような要請は受けておらず、そういったものに同意しない」と述べています。

 チェコの携帯キャリアの一部は5Gをテストしていますが、CETINを所有する投資会社PPFは、Huaweiと5Gで協力する覚書を締結しているとのこと。2019年には5Gの電波オークションも実施されます。