米国をはじめ、日豪印などで華為製品の政府調達締め出しが相次いでいます。
米国半導体大手のクアルコムがソフトウェア特許侵害でアップル社を訴えていた件で、iPhone旧モデル多数の中国輸入を差止める判決を、中国の地方裁判所が下しました。クアルコム(Qualcomm)社の発表として、北京時間の12月10日夜、新浪科技が伝えました。
今回の輸入禁止例は福建省福州市中級人民法院が下したもので、案件はクアルコムが昨年末に出したもの。今年始め、同裁判所は中国市場でのマイクロンによるDRAMチップを含む26製品の販売を禁止する判断も下しているそうです。
クアルコムによるこの案件について、福州市中級人民法院は、Appleはクアルコム、主にタッチパネル上の写真サイズを調節するものと、管理応用システムに関するもの、2つのソフトウェア特許を侵害していると判断したといいます。
クアルコム総顧問のDon Rosenbergは声明の中で、「Appleは我々の知的財産から継続して利益を得ていながら、我々への補償を拒否している」と述べているとのこと。
今回のソフトウェア権利侵害について、Appleはソフトウェアを調整することで、今回の判決の影響を受けるiPhone機種の販売継続を可能にするだろう、との見方が紹介されています。
報道によれば、今回の判決で影響を受ける機種は、次の通りとのことです。
- iPhone 6S
- iPhone 6S Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone X
米国企業同士による中国での特許侵害訴訟に対する今回の判決ですが、タイミングがタイミングだけに、なんだか少し勘ぐらせてしまうところがありますね。
続報:中国でiPhone販売禁止判決、背景にはクアルコムとアップルの血みどろの「裁判戦争」があった
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