時事通信が報じたところによると、衆議院本会議の安倍首相の施政方針演説への代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が原稿をタブレット端末で読もうとしたところ、衆院議院運営委員会理事会で与党側が「前例がない」と反対したことで、タブレットを用いての読み上げが認められなかったとのこと。
Twitter上では玉木雄一郎議員本人と、自民党の平将明議員が応酬する場面も見られました。
もう平成も終わるんだからさ、これぐらいやろうよって感じです。こんなこともできなければ、国会は未来へつながる新しい答えなんかつくれない。「前例がない」なんて言ってたら、国会のペーパーレス化なんかできない。与野党なんか関係なく、進めたいものです。 #NewsPicks https://t.co/i8ey0tiweJ
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2019年1月31日
質問にタブレットを使わせないと文句言うなら、野党は大臣答弁にもタブレット使用を認めよ。
それなら私が責任持って自民党を説得する。 / 与党、玉木氏のタブレット使用認めず=衆院代表質問 (時事ドットコム) #NewsPicks https://t.co/G8zkrMlDr8
— 平将明 (@TAIRAMASAAKI) 2019年1月31日
もちろん認めますよ。
大臣答弁、野党が反対して出来ないんですか?どの党ですか? https://t.co/7j9mUJNTdJ— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2019年1月31日
国会でタブレットを使用するのが禁止というより、事前申請・使用許可の得られた端末のみが使用可能という情報保全観点上のルールにより、私物に属するタブレット端末が自由に使えない、大臣答弁にはタブレット利用が原則認められていない、などの問題であると考えられます。
とはいえ、紙であれ無くせば情報漏洩するわけで、生体認証+遠隔消去のあるタブレットなら無くしても対応可能ではありますので、今後もペーパーレス・電子化の方向性自体は進めていくべきでしょう。
事前申請の要件は妥当なのか、ザルなのか?簡略化・廃止すべきなのか、遠隔消去等セキュリティー対策をどうしていくべきなのか、総合的に判断しながらしっかり議論していく必要があるのではないでしょうか。
別にタブレットで国会のペーパーレス化が進んだところで、大臣の官僚答弁書朗読が捗るだけなので、与党としては反対する必要性は薄いでしょうから、与野党国会議員全体の問題としてペーパーレス化に一丸となって取り組んでもらいたいところ。ペーパーレス化に積極的な政党としては維新が知られています。
わが党の政調役員と各部会は全て会議はペーパレスに化なっています。
議員全員がタブレットを所有して日程から説明資料まで全ての会議はペーパーはありません。
また各役所の官僚からの説明も全てペーパレス化です。
維新ではもう当たり前の事です。
何でも早いのが維新です。
改革政党です。 pic.twitter.com/seKE4lbXwo— 下地ミキオ (@mikioshimoji) 2018年10月25日
国会のペーパーレス化 https://t.co/GNLzOZPqve
— すまほん!! (@sm_hn) 2019年2月1日