中国のベンチマークAnTuTuは、2019年5月のAndroidデバイスのベンチマークランキングを発表しました。
第1位に輝いたのはZTEの関連会社NubiaのRed Magic 3となっています。第2位がZTE Axon 10 Pro、第3位はXiaomi Mi 9 Explorer、第4位はXiaomi Black Shark 2、第5位はXiaomi Mi 9。上位5位をZTEやXiaomi、それらの関連会社が占めています。
また、第1位から第8位までをSnapdragon 855搭載機が占めています。
第9位はGalaxy S10+、第10位はGalaxy S10。この2機種はSnapdragon 855搭載機とSamsung Exynos 9820搭載機の2種類があり、Exynos版がスコアを押し下げたことが、王者Galaxyが第9位・第10位に甘んじた理由だと思われます。
各スコアは5月1日から5月31日までの間の集計の中央値です。
Red Magic 3やBlack Shark 2は、ゲームのためのハイパフォーマンスを引き出せるよう作られており、本来もっとハイスコアが叩き出せるはず。他とスコアが大きく変わらないのは一見すると不思議にも思えます。
そのようなパフォーマンスモードが「ベンチマークアプリ起動中を狙って作用する」という処理を入れることは不正であり、そのような不正を行ったHuaweiはベンチマークから削除される措置を取られたことがあります。なので各メーカーはベンチマークアプリを狙ってハイパフォーマンスモードにせず、ユーザー側が任意にスイッチングできるように実装しているはずです。そのため、Red Magic 3やBlack Sharkが平凡なスコアになっているのだと考えられます。
このほか、iOS端末のベンチマーク。A12 Bionicチップを搭載したiPhone XSはSnapdragon 855と同等か少し劣る程度ですね。A12X Bionicチップを搭載したiPad Proは異常なほど高性能なスコアを叩き出しています。
- 情報元AnTuTu 1