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プロのインバウンドビジネスツールに進化する翻訳機「KAZUNA eTalk 5」。新製品や新サービス予告も

 KAZUNAブランドを展開する「TAKUMI JAPAN」は、発表会「KAZUNA World」を開催。KAZUNA eTalk 5とその最新アップデートの紹介や新製品・サービスの予告がありました。

TAKUMI JAPAN発表会、増田社長が登壇

 増田社長が登壇。普段黒髪だった増田社長ですが、今回斬新な髪色に。Black Shark 2発売によりゲーム系のイベントをするにあたり、ゲームのキャラに合わせたとのこと。

 まずTAKUMI JAPANの「KAZUNAブランド」の由来について。米国通信事業者との交渉の際、TAKUMI JAPANのTAKUMIをどのような字で書くのか、「和匠(KAZUNA)」と説明したところ、受けが良かったため、KAZUNAブランドになったとしています。

 翻訳機からスタートしたもののポートフォリオ拡充。Flip Phoneを米国キャリアから投入予定で、既に10万台出荷をもらっているといいます。本当は「(フィーチャーフォンタイプの製品FREETEL Simpleにちなみ)Simple 2の名前が良かった」としつつ、別の名前で登場するとします。

進化する翻訳機 KAZUNA eTalk 5

KAZUNA eTalk 5についてのおさらい

 イメージキャラクターに出川哲朗さんを起用。5つの機能を持った理想的な翻訳機。

 オンライン接続時72ヵ国語の両方向翻訳に対応、カメラによるテキスト翻訳に対応。テキストチャット翻訳にも対応。3.5インチの大画面液晶を搭載した翻訳機。Wi-FiだけでなくSIMカードスロットも備えます。テザリング可能なのでWi-Fiルーターとしても使用できます。

メモリ 1 GB
ストレージ 8 GB
ディスプレイ 3.5型 FWVGA (854×480)
カメラ あり
バッテリー 2000mAh
寸法 127.8mm×59mm×11.0mm, 123g
LTE B1,B2,B3,B5,B7,B8,B19,B20,B28, B38,B39,B40,B41
WCDMA B1,B2,B5,B8
TD-SCDMA B34, B39
GSM 850,900,1800,1900
その他 Wi-Fi a/b/g/n, Bluetooth
microSIM
しゃべって翻訳, 撮って翻訳, チャット翻訳
Wi-Fiテザリング

 一番困ったことがあるのは文字。増田社長は韓国に行った時に特に困ったとのこと。eTalk 5はカメラでの文字翻訳に対応します。海外ですぐにオンライン接続できない場合もあるので、ネット接続できるまでのつなぎとしてオフライン翻訳にも対応。

 チャット翻訳機能も対応。これから五輪もあって日本では様々な外国人の来るイベントが開催されることを想定すると、例えば各国の来場者に翻訳機を渡しておき、主催者が発した会話内容を各翻訳機にテキスト表示する、音声翻訳する、という使い方も想定でいるといいます。

 安心感のある73言語フル対応。テキストだけではなく、音声も73言語対応。オフライン対応は8言語。

 カメラを搭載することで喋らなくても読めなくても使えるほか、使用例として、インバウンド対策にも実用されているとのこと。

 カメラは高画質。トリミングで無駄な部分を省いて翻訳したい箇所だけ翻訳できるとのこと。海外では契約書が重要。契約書ならではの言い回しや専門用語が出てくるので、ここが強く課題に感じていたとのこと。これについては後述。

 2018年12月に発売。取扱店舗は発売当初から倍に。

アプデでQR法人向け決済法人レジ対応

 アップデートで単なる翻訳機からインバウンドビジネスツールへ進化。

 Freetel時代にスマホは9800円で販売した経験もある増田社長。翻訳機で3万円前後というのはどうなのかという想いもあったとします。やはりビジネスの場で手軽に翻訳を使いたいニーズを捉え、ビジネスツールで成長という戦略をとっているといいます。

 QR決済法人レジ。普及がまだ進んでいない。そのコストを下げるとのこと。売上、返品、支払い返品の照会、集計など。例えば屋台のラーメンで、首からぶら下げ、外国語での接客だけでなく決済まで。

 eTalk 5はAndroidベースのため機能の追加はしやすいとのことです。

 QR決済法人レジ機能対応の意味は何か。例えば中国人観光客。今市販されているただの翻訳機では中国語はできても、それだけ。しかしKAZUNA eTalk 5なら、例えば自分がラーメン屋の屋台の店主だとして、これ一本首からぶら下げておけば、中国人への接客対応はもちろん、QR決済で円を貰うことまで完結できるというわけ。なかなかソリューションとして優れてますね。

同時翻訳機能

 要望の多かった同時翻訳機能。リアルタイム同時翻訳。こちらも今年の早いうちにダウンロードで提供予定。

AI翻訳エンジン T-4OO

(右:株式会社ロゼッタ五石代表取締役)

 そして、こちらが目玉の有償アップデート。契約書の翻訳。契約書の言い回し、専門用語も翻訳可能に。株式会社ロゼッタの技術により可能になったとのこと。今回の技術によりプロのビジネスツールへと変化するといいます。

 株式会社ロゼッタはビジネス向けAI翻訳「T4OO(ティーフォーオーオー、御社オンリーの意味を込めたとのこと)」の開発運営を行い、今回KAZUNA eTalk 5との提携に至っています。

 最大精度95%=プロ翻訳者に匹敵する精度で翻訳。医薬・化学・器械・IT・法務・金融など2000分野の専門用語を膨大に蓄積しており最大95%の精度で翻訳できるといいます。パラリーガルに英語能力が必要だったが、機械家により必要なくなってきたとも。

 「T4OO」は監査法人や東京証券取引所、金融庁、弁護士事務所にも導入事例があるとします。

 国内でも外国人が増えている場面が増えたが、KAZUNA eTalk 5のような翻訳機があれば便利だといいます。また、翻訳機ではできない専門的な契約書でも高精度で対応可能。

一括購入プランeTalk 5 Bziパック

 コンシューマーとは異なり法人ではより濃い補償が必要となる場合があるとし、一括購入プラン eTalk 5 Bizパックにより保証を用意。

取扱・法人からの引き合いも増加

 取扱代理店や法人利用も増加しているとのこと。空港でレンタル、ホテルやレストラン、病院、JRなどでの導入事例も。

予告:グローバルWi-Fiルーター

 グローバルWi-Fiルーターを予告。日本国内外100カ国以上でそのまま使える。設定変更不要でネットにつながらる。SNSもそのまま使えるVPN付き。つまり中国でもということですね。課金モデルも目新しいもの含め複数提供予定。現在代理店を募集中とのことです。

予告:アメリカから新サービス

 スマホの水没をそのまま利用可能な状態に戻すサービス。コーヒーやコーラをこぼした場合、復旧サービスを米国キャリアでやってもらったことがあるといいます。これを日本に持ってこようと複数の会社と検討しているようです。

Black Shark 2

 Xiaomi出資のBlack Shark 2をTAKUMI JAPANが取り扱い。日本国内で6月9日より発売します。その詳細について改めて発表しました。詳しくはこちらの記事を。

総評

 アップデートで強化されたKAZUNA eTalk 5。インバウンドや法人用途では強力な味方になりそうです。

 中国からBlack Shark 2を引っ張ってきたり、アメリカからスマホ水没復活サービスを引っ張ってきたり、アメリカにフィーチャーフォン型端末を持ち込んだりと、大胆な作戦を展開しようとするTAKUMI JAPANから目が離せそうにありません。

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