BlackBerryやPalm、Alcatelといったブランドも手掛ける、中国TCL。そのTCLのスマートフォンの12ヶ月のロードマップが、有名リーカーEvan Blass氏の手によってリークされました。リーカーの中でも圧倒的に長期の活動実績と最上位の的中率を誇る人物です。
それによると、2019年9月からDocthディスプレイと三眼の「T1」、2020年第1四半期にエッジ+有機EL+四眼の「T1 Pro」、2020年第2四半期には「T1 5G」「T1 Pro 5G」、2020年第3四半期には折り曲げ有機ELの「FLEXTAB」を投入するとのことです。折りたたみタブ、そういえば展示してましたね。
なお、この中で最も早く投入される「T1」のスペックは以下の通り。Snapdragon 675なのでミッドハイですね。レノボ傘下MotorolaはMoto Z4にS675を採用するなど、メーカーによっては最上位モデルになり得る程度の処理性能。
4800万画素を含むトリプルレンズカメラ。よく見ると「2.9μm」なる記述も。スマホとしてはかなり巨大な画素ピッチとなりますので、事実であるとすれば低照度撮影にも優位であり、この機種の大きな特徴の一つとなるでしょう。
電池容量は3820mAhで、OSは出荷時Android 9 Pieで10 Qへのアップデートも可能。TCL UIを備えるとのこと。
今回のロードマップにはBlackBerryやAlcatelの姿はありませんが、これはあくまでTCLブランドのスマホのロードマップであり他ブランドのTCL製端末も存在する可能性があります。
BlackBerryはちょっとニッチな製品ですが、共通の部品も採用したスマホをTCLブランドで幅広く売れば、部品調達で有利になりBlackBerryにもメリットがあるでしょう。
TCL製BlackBerryのハードウェアは極めて素晴らしいもので、特にKey2は「待ってました、まさにコレや!」という逸品。あまり好調ではないTCLのスマホ事業ですが、なんとか頑張ってもらいたいものです。