ユーザー動向調査に強い研究機関MMD研究所は、シニアのモバイル利用推移調査(2012年~2019年)の結果を発表しました。調査対象サンプルは60歳~79歳の男女、調査方法はインターネット。多少の偏りはあるかもしれませんが、2012年からの定点調査というのは貴重です。
それによると、携帯端末を使うシニアのうち、スマホ利用者は2012年にはわずか12.7%に過ぎなかったのに対し、2019年には68.5%にまで増加しています。
なお、シニア向けフィーチャーフォンを含むフィーチャーフォンの利用者の割合は、
2012年の87.3%と比べると55.8ポイント減少。
さらに注目すべきは携帯キャリア。2016年には7.7%だった格安SIMが、18.9%にまで増加しています。
2016年と比べると大手3キャリアが11.3ポイント減少したことになります。
スマホ利用者は大幅増加、格安SIMの利用者も2割近くを占めるまでに増加。なかなか面白い調査結果となっています。最近では高齢者の利用者の多いイオンがMVNOを展開、高齢者に訴求する新プランを発表もしています。