中国から個人情報がアクセス可能な状態になっていたと報じられているLINE。本日、LINEは急遽報道関係者向け説明会を開催。現状の課題と対応方針を明らかにしました。
現状の課題として、中国で個人情報(通報されたトーク・タイムラインなどの画像/テキスト/動画/ファイル)にアクセスできる業務を実施、国外で保管。こうした国名をプライバシーポリシーで明記していなかったとのこと。
3月23日現在、プライバシー性の高い個人情報に関しては中国からのアクセスは遮断済み。
対応策として、韓国に保管されているトーク内の画像動画ファイルデータを国内移転を6月までに実施。中国からのアクセスの遮断や業務を終了。プライバシーポリシーを3月29日週に改定。国名と目的をポリシーに明記。
情報漏洩の有無については、「漏洩なし」。
何が問題で会見を開催したのか?法的にどうこうではなく、ユーザーの心情やわかりやすさへの配慮。関係政府機関への報告徴収に応じ、情報を開示しており、信頼関係を構築していきたいとしました。
LINEヘルスケアのLINEドクターの健康保険証データについても国外保存が報じられています。オンライン診療は動画でやっており、動画は保存しない構造ではあるものの、画像データは韓国のデータセンターに保管。診察のために患者の情報は医師が閲覧できるものの、サービス運営側は見ていない。センシティブな情報に当たるため今後保存先を国内移転予定。