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Googleが新ARデバイスを開発中との噂。独自チップとクラウドストリーミング採用か

Googleが以前販売したGoogle Glass

 ここ最近、AppleやSamsungをはじめとする大手企業が、AR・VR関連端末を開発中との噂が多く聞かれますが、Googleも例外ではないようです。

 米The Vergeは、Googleが「Project Iris」というコードネームのARデバイスを開発中であると伝えました。

 これは、このプロジェクトに詳しい二人の関係者が、匿名を条件にThe Vergeに情報提供したもの。情報によると、Googleは最近、コードネーム「Project Iris」のARデバイスを2024年に発売することを目標に、開発を強化しているとのこと。

 このデバイスは、直近のPixelシリーズのように、Google独自開発チップを搭載する模様。AR端末用OSを開発中とのもあり、OSにはAndroidまたは専用OSが採用される見込みです。また、本体にバッテリーを内蔵するものの、省電力化のため、一部のグラフィック処理をGoogleのデータセンターからクラウド経由で行うことを計画しているとのこと。

 現在、この「Project Iris」の開発は、厳重な情報管理のもと機密に行われているようです。ただ、この端末の開発はまだ初期段階であり、市場に投入するにあたる戦略も明確に定義されていないため、2024年発売もあくまで目標に過ぎないとのこと。Pixel開発チームもハードウェアの一部で開発に関与しているとのことですが、ARデバイスがPixelの名前を冠するのかもまだわかっていません。

 競合他社が続々と参入の動きを見せ、新しいデバイスが2022年から2023年にかけて続々と投入される可能性がある中で、Googleの発売目標が本当に2024年である場合、同社は市場においてすでに一歩遅れることになるかもしれません。

 筆者は、発売目標時期なども鑑みると、Googleが開発を進めているOS「Fuchsia」も、何らかの形でARデバイスに関与してくるのではないかとも予想しています。

情報元The Verge
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