ミドルレンジスマホが多く搭載する「Snapdragon 695 5G」の後継と予想され、Snapdragon 6 Gen 1の公式資料とみられる情報がリークされました。Qualcommは昨年12月に同社製品の命名規則を変更しましたが、この影響を受けたSnapdragon 6シリーズが登場するのは初めてとなります。
— Evan Blass (@evleaks) August 26, 2022
資料によれば、Snapdragon 6 Gen1は最大2.2GHzのCPUを搭載。Snapdragon 695 5Gでは最大2.2GHzであったため、ここは変更なし。Qualcommの命名規則変更により、Qualcomm Adreno GPUやKryo CPUは型番が表示されなくなり、性能が読み取りづらくなりました。Snapdragon 695からの進化度合いは今後の情報を待つ必要がありそうです。
一方、製造プロセスは6nmから4nmへ微細化し、電力効率の向上や発熱の低下が期待できます。異次元のバッテリー持ちを実現したミドルクラス端末の登場が楽しみです。
ディスプレイは先代同様、FHD+にて最大120Hzに対応。グラフィックはCPUと同じく、詳細な情報がほとんど記されていません。メモリは最大12GBで、LPDDR5の2750MHzまでに対応。
通信面に関しては、mmWave(ミリ波)とSub-6の両方に対応し、速度は下り最大2.9Gbps。Wi-Fiも最新世代の「Wi-Fi 6E」をサポートしますが、現時点では法制面より日本では利用できません。Snapdragon 695 5Gでは下り最大2.5Gbps、Wi-Fiサポートは2世代前の5(ac)止まりであったため、ここはしっかり進歩しています。
Snapdragon 6 Gen1がいつ登場するのか、といった情報は明かされていません。2年前にリリースされたSnapdragon 662が11nmプロセス、去年1月の発表であるSnapdragon 480が8nmであることを考えると、着実にスマホ向けSoCの性能底上げが窺えるところ。