シャオミ(Xiaomi)は4月26日、「ゼロカーボン・フィロソフィー」と呼ばれる温室効果ガス(GHG)排出を実質的に抑制する計画を発表しました。
同社は、クリーン技術の研究開発、電子廃棄物管理技術の拡大、環境に配慮した運用とロジスティクスの実施により、二酸化炭素排出量を削減する予定です。
革新的技術を用いて世界中の人々がより良い生活を送れるよう支援することがシャオミの使命であるとし、技術革新と業務効率化により気候変動の回避に貢献するのはその一環であり、今後、製品設計から納品までのプロセスに気候変動に配慮した要素を取り入れるといいます。
製品およびサービスの二酸化炭素排出量を削減しながら、自社製品の品質向上と手ごろな価格の実現を図るとのこと。
シャオミは段階的なGHG排出削減行動計画を策定。2021年に初めて自社のGHG排出削減目標を設定し、2020年のベースラインと比較して、2026年までに自社運営施設からの1人あたりのGHG排出量を4.5%減を目標。2022年12月31日現在、1人あたりのGHG排出量は21.12%削減とのこと
さらに、2050年までにネットゼロ達成という世界的な目標を支援。スコープ1・スコープ2のGHG排出量削減を推進。2030年までに主要事業部門からGHG排出量を基準年レベルから70%削減、2040年までに主要事業部門からGHG排出量を基準年レベルから98%削減を掲げます。
このほかGHG排出量を削減するための低炭素技術、長期的なグリーンエネルギー購入契約、再生可能エネルギー発電の使用の優先、主要サプライヤーがXiaomiと同等かそれ以上の再生可能エネルギー使用量とGHG排出量削減目標を設定するよう奨励するとのこと。