折り畳みスマホ、特に横折り式のものといえば、すでに多くのメーカーからリリースされていますが、そのどれもが文字通り旗艦モデルであり、おいそれと手を出せるものではありません。そんな中、折り畳みスマホの先駆者であるSamsungが、より安価な折り畳みスマホを発表する計画があるとのうわさがあるようです。Gadgets360が伝えました。
リーカーのRevegnus氏のX(Twitter)での投稿によれば、Samsungは来年より、折り畳みスマホのFan Edition(FE)モデルを発表する予定であるとのこと。同氏は同じ投稿で、Galaxy S23 FEがまもなくリリースされるとも紹介しています。
The S23 FE is set to be released soon, and there are possibilities that Samsung plans to consistently introduce the FE brand annually. Simultaneously, there are rumors of ongoing testing for the launch of the Galaxy Z FE(lite model), after the Fold/Flip 6.
— Revegnus (@Tech_Reve) August 20, 2023
Fan EditionはGalaxy Sシリーズなど一部シリーズの廉価モデルにつけられる名前で、搭載するチップやディスプレイを大きくコストカットしており、ベースのモデルと比較して幾ばくか安価に仕上がっています。
これがFoldとFlip両方のバージョンを指すのかはわかっていませんが、横折り式の折り畳みスマホは依然かなり高価であり、日本でも販売されているGalaxy Z FoldシリーズとPixel Foldはいずれも20万円越え。
筆者の記憶では、アフリカで大きなシェアをもつ中国伝音の「Phantom V Fold」が、横折りの折り畳みスマホとして最安価ですが、それでもその価格は1030ユーロ(16万円)と、安易に手を出せるものではありません。いや、Galaxy S23やXperia 5シリーズに2万円程度上乗せするもの、と考えれば結構安いのか……?円安と情勢不安が私の金銭感覚を狂わせてます。
伝音、同社初の折り畳みスマホ「Phantom V Fold」発表。良好スペックでけっこう安い
いずれにせよ、Galaxy Z Foldファッション的な側面から購入するユーザーが一定数存在するGalaxy Z Flip等の縦折り式折り畳みスマホとは異なり、まだまだ高価で手を伸ばしにくい横折り式折りたたみスマホを、もっと多くの人の手に届くような製品に仕上がっていてほしいと思います。